2014年5月2日金曜日

Money Game 終了!

Money Game終了!

このタイトルを見ると金融業界の方々は、「ひと相場終わったのか?」「レジームシフトか?」「市場資本主義の終了か?」と飛びつくのでしょうが、「Money Game」という名物の集中講義が終わったのです(笑)

二日連続、合計24時間の耐久レース。6人編成で製造業を想定した会社を起業し、4四半期×5年=20期会社を運営するゲーム。我々の教室には7つのチームがあり、各チームともに特色のある会社を作り上げました。

私の所属した会社は、下記のような組織&役割で運営されました。

CEO 最高意思決定者(総合判断)
CFO2名 財務責任者 BS,PL,資金繰り、資本政策立案、資金効率立案
COO 製造部門責任者 仕入れ、製造、在庫戦略立案
CMO 販売部門責任者 営業採用、配置、マーケティング立案
CSO 経営戦略責任者 外部環境(市場&競合他社)、規制対応立案

感想として本当に面白かった。体はちょっと辛かったけど、学ぶことが沢山あった。とにかくチームワークが最高に良かった。協同、能力ともに優秀な方々が多かったので組織として機能したし、各役割の隙間におちる業務も知らぬ間に誰かが拾っていた(というか隙間がほとんどなかった!)。

オイラはCSOをやらせてもらった。毎期の市場調査を継続し、以下の業務にあたった。

1、他社の財務諸表を熟読し、他社の戦力分析(工場配置、営業採用、生産能力、翌期供給量、在庫)
2、市場全体の供給量分析
3、市場全体の需要分析
4、市場全体のトレンド分析
5、上記と自社の強み&弱みを総合判断した上での経営戦略をCEOに提案

まぁ、かっこ良く言えばこんな感じでした。実際はもっと幼稚な感じだったと思うけどね(笑)

ただしマーケットの方々がこれを読むと、「1-4って市場フロント業務と同じじゃん!」って思うのでしょうね。

ハイソノトーリです。だってこれしか出来ないんだもんOrz。。。

昔から、このアプローチを他業態に活かすことは出来ないのか???と思ってたんです。先日も製造技術とオペレーションを専門とされている先生と議論したのですが、この手の需給アプローチを精緻化していくことは国内メーカーにとって大切なミッションの一つだと仰ってました。

もっとも、硬直的な日本組織の中で、新しい試みがどれだけのスピード感をもって受け入れられていくかは別の課題だとも仰ってましたが(笑)

で、、、脱線したので本題に戻ります。

チームはそれぞれにアサインされた役割を遅滞なく効率よくまとめあげ、期末直前(提出期限10分前)にCEOに提出。CEOはそれぞれの報告を総合して決定をくだす。悩ましい点は各部門長と相談する。提出前に全員に情報をシェアする。

「う~ん、いいチームだった。またこの講義を受けたいな~~!!!」

結果は、安全性、利益率、株価でTOP企業となりました!工場稼働率97%って、現実では考えられない効率経営でした(笑)

もっとも、この講義で競うのはランキングじゃなく、

1、起業の難しさ
2、経営の難しさ
3、組織&役割の適切な配分
4、最終意思決定までのプロセスとスピード
5、協同の重要性

こんなことだったのではないかと???

GWはこの1か月間で出遅れた講義の復習とレポート作成に時間を割く予定です!!!

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