2017年1月18日水曜日

トランプランダムウォーク相場

トランプの選挙後初の記者会見が荒れたとか、ドル高をけん制したとか、「話がちが~う」とばかりに株安、ドル安、米債高。でも「話しがちが~う」という印象を持つのは、トランプラリー到来と勝手に勘違いした投機マネーの動きだけだからね。。。

何度も言うけどオイラはトランプを指示する訳でも、彼の言っていることが正しいと言っている訳でもない。でも資金主義の限界、旧西側諸国によるフレームワークの限界が近くなっている中で、ようやくガラガラポンをやってくれる人がでてきたことにある種の期待を持っている。もっとも同氏が同じような発想を持って政策を進めるのかはまだまだ疑問符がつくけどね。

で、、、当面の相場を「トランプラリー」という幻想ではなく、「トランプランダムウォーク相場(略してTRW相場)」と命名した。なぜランダムウォークかというと、彼の交渉戦術がビジネススタイルだからだ。(仮想を含めた)敵に対しては強硬に、歩み寄ってくれば柔軟に、困難に対しても強硬に、事態が緩和すれば柔軟に対応する戦術を取るような気がしているからだ。

連続攻撃は自分の体力も削ぐからね。悟空だって元気玉は連打できないでしょ(笑) 脱線すた。

だから相場はヒット&アウェイを繰り返すトランプのコメントに最初は右往左往するはずだ。20日の大統領就任式が注目されているけど、今回のトランプはソフトトランプが登場すると思う。理由は、、、


  1. ここもとハードトランプが頻出した。
  2. 今回は国民向けメッセージ色が強くなるはず。
  3. 上記要因からアフォーメディアに対する攻撃姿勢も緩和される。


先日、米国大統領就任前の支持率が発表され、1993年以降最低であることが公表された。支持と不支持が逆転している点にも注目があたった。でも、もうこの手のサーベイは必要ないよね。だって米国のみならず世界中で格差が拡大し二極化が進んじゃってるわけだから、サーベイが割れるのは当たり前。

頭のいい人は、「12月のサーベイ対比で不支持が増加している」とか唾を飛ばすんだろうけど。それで大統領選結果が覆る訳ではないでしょ。せいぜい失政が加速してトランプが降板し、保守派の副大統領がリリーフしたときにでも、声高に「そらみたことか」とえばって頂戴。でもアフォーメディアや識者は「今やらなければいけないこと」が沢山あると思うけどね。

ありゃ、、、かなり話が脱線してるね。今日、言いたかったことは当面の相場はランダムウォークだという事。大統領就任式前には日経平均先物のショートは買い戻して一旦ニュートラルにする予定。もっとも予想以上にボラティリティーが上昇した場合は、先物ショートデルタに対しプット売りでガンマショート戦略を取る可能性も視野にいれてる。


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