2017年1月2日月曜日

2017年相場展望

年初につき恒例の相場展望を少々。

Where we are? オイラ達は長い相場の中でどんな位置にいるのか?


                       (Chart Parkからカスタマイズしたものを引用)

上図はVIX恐怖指数の推移に、1991年を起点(=100)としたダウ、日経平均、ドル円の推移を重ねたものである。株式指数は銘柄入れ替えなどもあるので一概に比較はできないが、ここでよく見てほしいのはモメンタム。ダウの上昇局面で必ずしも日経平均が上昇していないということ。そして長い目で見れば、随分と日経平均がアンダーパフォームしているということだ。

おまけに1996年から1999年の推移に着目して欲しい。ダウが上昇する過程で日経平均が下落している。これは日本の金融システム不安をネタに欧米金融機関が日本を草刈り場にした時代である。限られたパイを奪い合う展開になれば、搾取した方が富んで、された方が貧する。当たり前のことである。

もう一つ注目して欲しいのはVIX恐怖指数。こいつが歴史的に低い水準にいるということ。

とても乱暴に申し上げる。
トランプ政権はまだスタートしていないが、メディアおよび金融市場は『トランプは現実路線を歩むはず』と決め打ちし始めている。もう一度思い出してほしいのは同氏が、『We will make America great again.』と主張する人だという事である。

オイラは、トランプ氏は『現実路線を選択』するかもしれないが、目的としての『偉大なるアメリカの再興』を放棄することはないと考える。

即ち政策は内向きで、海外から搾取せずともエサを与えることはないと考える。だから1996年から1999年のダウVS日経平均で発生したような現象が発生すると予想しているのだ。

トランプ氏が何をするか予想するのは難しい。しかしその結果として発生する米国株の上下が、日本株に正反対のバイアスをかけると見ている。

元旦の日本経済新聞では沢山の偉い方々(シャチョーさん達)が、『トランプの政策効果で米国景気が上向き、ドル円は上昇し、日本企業の業績向上に寄与する』と考えているようだ。小学生のサッカーのようにシンプルな思考パターンだね。

その一方、リスクは『不確実性』とか言ってるから目も当てられない。。。そんなシャチョーさん達の2017年相場予想を添付しておきますね。公知の情報だけど名誉のためにお名前は伏せておきます。




やっちゃってますね~~。今年も年後半株高予想が多い。4-5月に安値予想を持ってきている人が多いのはフランス大統領選挙警戒ということなんだろうな。

グローバルに格差が拡大し、平均以下がマジョリティーになりつつある中、2016年は英国と米国で驚きの民意が示された。今年も同じような展開が続く可能性があると考えるのはとてもまっとうなご意見であり、オイラも同意する。

でもねさすがに学習したよね。サプライズ慣れしたよね。あんたらが『不確実性』と言い始めた時は、既に多くの人が警戒している時で相場への影響は限定的と言ってよいのかもしれない。

かなり話が脱線した、、、


オイラの相場展望に戻ろう。

個人的な相場観、世相認識、気になっている点など

  1. 外交の不安定化と世論形成
  2. アベノミクスの不安定化と世論形成
  3. 投資性向の低下
  4. 上記を踏まえて日本の政治が不安定化する可能性(一寸先は闇)
  5. トランプ政権が徐々に他国窮乏策を推進(影響はじわじわと出て来る)
  6. グローバルのパワーバランスが変化(影響はじわじわと出て来る)
  7. 欧州の金融システム不安再燃(欧州内でのパイの奪い合い)


マクロ環境

  1. FRBは2回利上げ(2回目のリスクオフが大きい)
  2. 日銀は緩和的な金融政策を継続
  3. 原油50ドルは長続きせず25-50ドルレンジ

総合すると昨年と逆のパターン。即ち『年初はトランプ政権誕生を静観し、儀礼的な歓迎ムードから低ボラティリティー。しかし年後半にかけてレジームシフトを意識しボラティリティー上昇。米国株が保護主義歓迎で上昇しているようであれば、日本株の下落幅はかなり大きい。』

水準にもコメントしておこう

日本株: 春先にかけて19000~20000円の高値、年末は15000円
ドル円: 春先にかけて117円~120円の高値、年末は100円
WTI: 春先にかけて50ドル近辺の高値、年末は35ドル

操作方針としては、コアポジションのJREITはHOLD。年後半のボラティリティー上昇期までに直近3年の高値を更新するものと予想。同コアポジションの南アフリカランド円も同様の展開を予想し、10円程度までの上昇を予想。日本株については個別銘柄を選択し、上記シナリオで振れ幅の大きくなりそうな銘柄への長期投資は回避。基本的に(経営の)機動性が低い重厚長大系の銘柄には投資せず、ニッチプラットフォーム系、コア技術系の銘柄を選別。

最後になるけど、今年はメディアの働きに期待している。今年は歴史的に大きな転換点となる可能性が高く、迅速、正確な報道そして偏らない様々な意見の周知が求められる。なぜなら、それが変化に対する初期動作を確実なステップにするからである。メディアを利用する方々にも一言、「いつまでも文春砲すげぇ」とか言ってるんじゃないよ。あんたらがそうやって求めるからクソメディアが勘違いするんだ。

書きたい事はまだまだ一杯あるんだけど、年初はこの辺で勘弁したろか。細かいディールをしない訳ではないので、それは従来通り日々コメントしていきます。

さてさてどうなることやら、、、今年もそろり発進!!!

0 件のコメント: