2014年7月2日水曜日

上海特区におけるノンバンク解禁

本日の日経新聞に掲載された「中国 上海特区の外資ノンバンク解禁」について雑感。

中国金融システムの高レバレッジと、不良債権比率上昇についてはご存じの通りですが、今回の規制緩和がこの問題と関連しているような気がしてならない。

ようは、「中国国内で制御不能になった信用膨張にブレーキをかけるべく外資系金融機関を誘致し、レバレッジの一部を担ってもらう。」という施策なのではないか?

当然、与信判断権限は貸出金融機関側にあるので、「問題先には貸さなけれいい」だけです。すると高格付けゾーン(と言ってもノンバンクだから低いグレードの中での高格付けという意味です)中心に外資系の与信が発生する訳です。

このゾーンは比較的うまみのあるローンスペースであり、普通であれば中国金融機関もやりたいはず。そこを解放するということは、「比較的ハイグレードの部分もレバレッジがかかり過ぎている。」可能性が指摘できる。

主要先進国金融機関はどこも金余り状態。よって新しいリスクテイク先が出来れば進出するのだろう。しかしいくらハイグレードゾーンでもグローバル展開していないハイグレードゾーンは、「中国と言う国にマクロ的なショックが起これば共倒れする可能性がある。」

各国金融機関の動きに注目したいところだが、リスクの源泉がサブプライムショックに似ているような気がしており、個人的には懐疑的な見方をしている。

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