2016年5月31日火曜日

リーマンショック級か、The Financial Crisis級か、言ったか、言わなかったかは置いといて、、、

長いタイトルだ、、、同じネタでどーどー巡りするのが好きな、本質から目を背けて人の揚げ足をとることが本業(本性)になってしまった方々の話には今回は目をつぶろう。

別に安倍首相を擁護する訳ではないが、現在我々が「リーマンショック前の緩和ボケ(シャブ漬け)状態」になりはじめているのは確かなことだと思っている。

下図は言わずと知れたVIX恐怖指数。現在13前後で推移しており、直近半年のLowest近辺。振り返れば2006-2008年初頭、VIXは10台前半で低空飛行した。これこそ「リーマン破綻に起因する金融システム不全による金融・経済のスラック(≒通称リーマンショック)」に向けた負のパワーの蓄積であった。

直近のVIXは、時々20以上にジャンプしていることから分かるようにガス抜きをしており、当時のようなエネルギーの蓄積はない。しかし①2012年以降マイルドな低迷を一定期間経過、②直近のガス抜きは息が短くガスが抜けきっているとは思えない、以上の理由から、近いタイミング(と言っても半年以内くらいね)に大き目(40台以上かつ一定期間)のジャンプがあるものと予想している。

ここで注意しなければいけないのは、現在はリーマンショック後と比べるとバックストップが少ないということだ。崩れ始めるとかなり深刻な展開になるのではないかと恐れている。

そもそもね、、、だんだん(いつも通り)脱線するけど、「現在の経済環境はリーマン前後とは違う(=現在の方がはるかに良い)」という表現は正しいんだけど、それを演出しているのがリーマンショック前後よりも過剰な政策対応(金融、財政、規制)だからね。

この状態がやばいことに気付いている米国は利上げを急いで、ドイツは財政の健全化を推進するわけだ。即ち次のクラッシュ時に打てる施策を準備している。まぁ、その時に打てる手段を保有しておくことは、究極的な軍事兵器を保有するより強力なわけだな。もっとも、全ては資本主義が続いていればの話だけどね。




うほ~~、超脱線した(笑) ということで本日ロンドンタイムから日経平均先物OPのプットを押し目買いです。

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