2015年8月11日火曜日

ハリルジャパンとメディア

東アジアカップ中のメディアの見出し

「ハリルが無策だから、槙野がピッチ上の監督だ」
「ハリルのサッカーにはコンセプトが見当たらない」
「過去最悪の結果に、、、ハリル・ジャパンに早くも解任説か」
「ハリルの魔法は終わった」


国内組中心に3戦勝利なしの結果にこの報道だ。これに対しハリルは、「言い訳報道に対して少し怒りを感じている」とコメントした。

更にメディアは、このハリルのコメントに批判的な記事を書いている。


ここからはオイラの意見だ。怒りをあらわにしたハリルの会見の後半部分を読んでほしい。

「日本の皆さんへのメッセージとしては、もう少しフットボール全体を理解しましょう。そして、少しトレーニングの時間をください、と言っているだけだ」

これって物凄い反省しなければいけないコメントなんですよ、特にメディアは。FIFAランキング50位前後をウロウロしている日本が上を目指していくためには、選手の技術向上だけでなく、サッカー文化の定着、協会の中長期的な建設的取組みが必要。そしてそれを実現に向けて世論を作り上げていくのがメディアである。それにも拘わらず、メディアの代表的な報道は冒頭のようなものになっている。視聴率、部数稼ぎの揚げ足取り記事のオンパレードである。

ハリルのコメントは、「日本人はフットボールを理解していない」と言っている。そしてオイラもこのハリルの意見に完全に同意する。それはオイラがフットボールを理解しているからではなく、一人の大人として、物事への取り組み方と責任の取り方のバランスについて自分なりの考えを持ち、ハリルの言動に共感しているからである。

日本のメディアはこれ以上、自分たちの無知を宣伝しないで欲しい。それはこの国のサッカー文化を必要以上に低く見せてしまうからだ。メディアの与太記事ほど、日本のサッカー文化は酷くないはずだ。

W杯予選に敗退したらメディアは大問題視するのだろう。しかしね、FIFAランク50位台の国が6大会連続でワールドカップに出るなんてことになったら、それこそ珍事なんですよ。一桁台の国が出場できない事もある欧州予選を考えれば分かりますよね。

くどくど書いたけど、サッカーにあまり興味のない方向けに、もう少しくだけた表現をしますとね、、、

『代表選手全員を集めた練習時間はあまりないです。でも新しい戦術を仕込んでください。そして試合には必ず勝ってください。最終的に2018年ワールドカップに向けて世代交代したサムライジャパンを作ってください。』

一般的な企業で言えば、

『3か月以内に、リスクを取らずに新しいビジネスを立ち上げて、かならず儲けてください。そして3年後には会社の看板事業となるようにしてください。』

いつもメディアには腹をたてているが、今回も腹の虫が収まらない。選手のガッツのなさも腹が立ったが、その責任をすべて監督に持ち込むメディアには声を大にして言いたい。

『ワールドカップ予選を通過した時に、ハリルに謝罪しろ。』もしくは、『宗旨替えするんじゃねぇぞ。』

0 件のコメント: