2016年4月1日金曜日

早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程入学

44歳児、また入学します!!

下記は2年前、早稲田大学ビジネススクールに入学する直前の『独り言』の抜粋です。

14年3月31日月曜日
【最終回(=新第1話) さらばマネーマーケット そして ヤマト全速前進!】

私というダメ人間は、目の前のJOBに追われるあまり、CPUとOSのバージョンアップを怠ってきました。それでも山積するミッションを遂行するために沢山のアプリケーションを搭載し、その数だけCPUターボを搭載してきました。気づけば、コアとなるCPUとOSでは使いこなせないアプリケーションばかりになっていたのです。

ひょっとすると新入社員でも知ってるようなことも、実は分かっていないことが沢山あるのだと思います。いつからか不安が芽生え、それが雪だるま式に大きくなりました。このままでは職業人としての自分のミッションを完遂できないのではないだろうか。

見てください、着膨れした雪だるまのような私を。そして笑ってください。滑稽でしょ。もう着膨れし過ぎで、正面の景色も見えないのです。

でもミッションは放棄できません。

①1990年代後半、ジャパンプレミアム発生で日本が失った国富を取り返す。
②東京市場の未来のため若手を育成する。
③リーマン破綻の償いをしなければいけない。

直接マネーマーケットにアプローチはできませんが、これらのミッションを別の形で社会に還元できる人間になりたいと思います。

そのために、

①山積したCPUターボを取り外します(=業務から離れます)。
②山積したアプリケーションを時間をかけてアップデートしてきます。
③貴重なアプリケーションを使いこなせるCPUとOSを搭載してきます。

ビジネススクールに行くことにしました。

世の中は広い、オイラは知らないことだらけだ。金融の常識は社会の常識ではない。しかし金融の常識に社会の常識を加えれば新しいものが見えてくるかもしれない。ひょっとしたらそこにオイラのミッションを遂行できるスペースがあるのかもしれない。

『サラバ地球(=マネーマーケット)よ。 全員戦闘配置につけ、新イスカンダル(=新目標)に向け、ヤマト、全速前進!』


2年前に課した課題はクリアできたと思っている。そしてミッションを遂行する新たなスペースとして公的研究機関を選択し、金融の常識と社会の常識を融合させながら、新規事業の創造に日々邁進している。

これは自分のミッションであると同時に研究関心でもある。なぜ日本のテクノロジーベンチャーは上手くいかないのか?どうすれば上手く行くのか?要因はベンチャー側にあるのか?支援者か?制度か?文化か?

このリサーチクエッションは日常業務の中で次第に大きくなり、腰を据えて研究しなければいけないと感じるようになった。

幸いにも業務を通じて沢山のデータやケースに触れることが出来る。この材料を使って、『ハイテクベンチャー企業のライフサイクルに応じたエコシステムマネジメントに関する研究(=新イスカンダル)』を進めたいと思う。

博士後期課程には講義、ゼミなど通学はなく、自身の研究テーマの探究が延々と続く。指導教授とは月2回程度のミーティングが予定されており、そこで研究の進捗報告、研究方針指導、研究デザイン策定、リサーチペーパー作成、学会発表、論文作成などの指導を頂く。

期間は最低3年、最長6年。博士号取得期間は平均で5-6年、博士論文を提出できずに退学するケースも多々ある。当面、月曜日は研究室に籠って先行研究探索。火曜日~金曜日は通常業務、夜は研究室という生活になる。

長男が4月から小学校1年生になる。息子と一緒に卒業できることを祈っている(笑)



金融市場で一緒に戦った皆様へ

オイラと言う変人はトコトンやらないと気が済まない性格で、『相場好き』を原点にこんなところまで着てしまった。しかし、ここに至る過程は不連続ではなく一直線の道だった。

相場を予想する⇒勝率を上げたい⇒(マクロ・ミクロ)データを解析・考察する⇒世界経済全体の懸念⇒日本財政への懸念⇒資本主義によるバブル生成サイクルの限界⇒マクロ、ミクロに発生する格差⇒格差解消へのアクション⇒新産業創出におけるグローバルな取り組み⇒日本のテクノロジーベンチャーの劣位

=【日本で研究されるべき分野】= I'm here!!!

研究を過去の事象研究に終わらせるつもりはない。データ(過去)から導出されたモデルを未来を創造するために活用する。

乱暴に言えば、『変化より早く変化するための研究』と言ったところだろうか。

『考えながら走る(By オシム)』 

44歳児は、これからも走り続けます。今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします!!!

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