2020年5月5日火曜日

コロナ死か経済死か


冒頭に申し上げますが、オイラは経済活動をコロナウィルス感染予防および治療より優先させろと主張している訳ではない。ただ「経済死」をあまりにも軽視する論調が多いので別の角度からも真剣に考えて欲しいと願い、このコメントをさせていただく。

このチャートは、先日の日本経済新聞に掲載されていたものを、オイラなりに修正したものだ。本家のチャートは上段が死者数になっており、「経済死」を連想させる比較となっていた。

しかしオイラは、「経済死」の深刻さをより深く考えていただくために上段を感染者数のチャートにした。なぜならその人数分だけ経済活動が止まるからである。

下段は1-3月期の減益率だ。昨日もコメントしたけどこのまま推移すると4-6月期は減収率(=売上の減少率)で記載することになるだろう。

メディアはあまり報じないが、このまま12か月経過したら、世界中にホームレスが溢れ、貧困、犯罪、自殺等、本当にとんでもない社会になる。この主張は視聴者受けが悪いからメディアには嫌われるよな。でもそこから目を背けては絶対にいけない。

普段、経済活動を分析していない人たちにとって、こういう主張は、「おカネのことばかり考えている亡者の虚言」と捉えられるのだろう。でも声を大にしていいたい。あなた達が、「給付金起こせ」「払った税金返せ」と言っているものは、妄想でしかなく、本当は米びつ(財源)はすっからかんで、あんたたちの今後数十年、場合によっては100年以上先の税金をアテにした借金だ。

それもいずれ説明がつかなくなるだろう。それくらいヤバい状態になることを考えた上で、私たちは戦わなければいけない。

*今回は、(いつも記載している)コロナウィルスそもそも論的な部分は割愛し、コロナ死と経済死の両サイドから記載しました。
*英国の1-3月期減益率はデータがないため記載しておりません。

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