2014年11月3日月曜日

黒田バズーカ第2弾について

本当はゆっくりと考えたうえでコメントしたいのですが、とにかく時間に追われてまして、散文的にコメントしたいと思います。

まず、今回の政府・日銀の施策について自分なりに思うところ。

『金曜日の日経朝刊がGPIFのポートフォリオ変更(債券⇒株、円⇒外貨)について報じた。同報道は12月頃にリリースされるものと予想されていたので、随分「早いな、、」という印象と、違和感を持った。しかし、そのタイミングでは、「政治資金問題で揺れていたので、株安を止めるために、ブレーキを入れてきたのだろう、、、」と高をくくっていた。』

⇒ この時点で大失敗。報道に感じた違和感を、何故?、もう一歩先まで読めなかったか???

『黒田バズーカの評価という意味では、①タイミング、②株、REIT方面への破壊力は十分。③日本国債(金利)へのインパクトは、これ以上やっても意味がない。だって、Durationを伸ばして超長期金利を低下させたところで、最近の住宅ローンにおける10年超の固定金利利用率は(確か)2%くらい。よって、この辺の金利を下げても、経済効果は薄いのである。』

『ただし新規住宅ローン35年固定1%とかになったら駆け込む人は多いかもしれないけどね。』

黒田総裁の会見は断片的にしか見てないけど、中銀総裁としてはかなり際どいことを言ってる。だってさ~~

『海外景気失速で、輸入物価が下がって来たから、日本のインフレ率が上がりにくくなってきたことに対応した、、、云々』って、、、

『インフレを輸入してでも、2%の物価目標を達成させる。』と言ってるようなもん。ようは良性のインフレも、悪性のインフレも関係ない、『2%ありき』ただただ、、それだけなの。

色眼鏡で見てあげたら、

『これを良性のインフレにするのが、安倍さん、アナタの仕事ですからね。』と、バトンを渡したということなのかもしれない。

ANYWAY

新しい需給相場が始まった。こればかりはどうしようもない。何があっても、買うのだよ、日銀が、日本株とJREITを、だからなかなか下がらないのだよ。ではどこまで上がるのか???難しいよね。少なくとも、金曜日の東京⇒LDN⇒NYで踏み上げがかなり入り、シカゴクローズは17000円直前!

これは海外勢(+当方←サイズは鼻くそみたいなものだが)の短期筋ショートの悲しい踏み上げによるもの。この上昇局面で利したのは誰だ???ご存じの通り、個人投資家だ。15000円割れ近辺で個人が大幅に解雇したのは記憶に新しいところ。

まだまだコールオプションショートのカバーなんかも結構残っているものと思われるが、ここから上で、国内投資家が本気買いを入れてくるとは考えづらい。まずは17000円アッパーは、個人の戻り売り(兆円単位)が入るものと予想する。押し目買いのターゲットはもう少し時間をかけて考えよう。。。さ~、そろそろ本日は気絶する。

明日は祝日なのに講義Orz 

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