2015年10月26日月曜日

日経新聞「核心」について

本日の日経新聞朝刊のコラム「核心」は、現在の日本の問題を分かりやすく説明しているという意味で、よくまとまっていると思う。

政治に興味を示さない層に是非読んでもらいたい。

記事は「また日銀にしわ寄せが行く」というトーンで書かれているが、これについては軽く読み流して良い。それは、「政府+日銀」=「日本」であり、オイラがこの記事を評価しているのは、「日本の問題」として捉えた部分。

だから、記事脇に掲載されているイラスト(安倍首相、甘利大臣、加藤大臣が黒田日銀総裁にTrick or Treatしている図)には違和感を感じる。オイラだったきっとこんな絵を描くね。


【国の将来のことを考えられる国民が、政府や日銀におねだりしている図】そして、おねだりする国民の後ろに、一部の超富裕層が札束の上であぐらをかいている。。。こんな感じか?


バブル崩壊以降拡大する不均衡は、「民間(富)>国(貧)」、「都市部(富)>地方(貧)」、「富裕層(富)>それ以外(貧)」という構図。そしてこの構図はアベノミクス以降、加速度的に拡大している。そして覆水(富)を盆に返すのは、非常に難儀な作業である。そこには既得権や財産権があるからだ。

オイラはこういうことは、一人一人が考えることが重要だと思っている。そしてこういう話題が、居酒屋でくだを巻いているオッサンから出てきたりするとなお良い。

例えばサッカー文化が育つときってこんな感じでしょ?昔は戦術論を語るサポーターなんかほとんどいなかったけど、Jリーグが始まって、にわかサポーターが増えて、戦術、選手の評価、パフォーマンスを語るようになった。すると鋭い視点を持った記者、コラムニストなんかが増えて、Jクラブをはじめとして日本代表までも、外部の意見に耳を傾けるようになる。結果としてサッカー文化が育ち、実力も(30年前と比べれば)上がった。


「そんなこと言われなくても分かっとるわい?」「じゃ~どうしろと言うんだ?」と言う人には、少しでいいから行動してくださいと言いたい。問題意識を議論する、伝える、選挙に行く、ギリギリの節税とかしない(笑)、自己正当化に腐心しないとかね。

自分が出来ているのか?と問われると、正直出来ていない。だからまだまだまだまだ、全力疾走しなければいけないなと反省中。

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