2010年7月26日月曜日

欧州金融機関のストレステスト

検査するのは結構だが、ストレスがかかっていないストレステスト結果に市場は困惑。検査基準が甘いとか言われているが、実際のところは「相当なストレスをかけて検査したところ、とてもじゃないが公表出来ない結果が出てしまった。」というところだろう。
思い起こせば12年前、当方は邦銀に在籍し、諸々の検査結果が公表されるたびに、IMFや欧米機関から、「査定が甘い」と言われ続けたのを、苦々しく思っていた。そして、売りたたかれた、債権や一部金融機関を、禿鷹ファンドにさらわれるのを指を加えて見るだけだった。
日本はここで動かないでどうする?円高のメリットはここにあり。フェアバリューを追求すべく検査結果に物申し、割安化した債権、金融機関を買うべき。
失った国富を取り返せ、やられたらやり返す気概みたいなものを国内金融機関にみせて欲しい。外資系の手先になっている私が言うような事ではないが、金融市場ってそういうもんでしょ。
それが出来ない位、欧米当局が介入、マニュピレーションするなら、その時点で資本市場経済は終わってる。

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