2010年1月3日日曜日

あけましておめでとうございます

皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

大抵、、、年が変わると、新しい1年に対する期待感や警戒感で、相場に対する見方に変化が生じたりして、なんとなくソワソワしたりするもんですが、なんか盛り上がらない年明け。。。

何故か?昨年初のコメントでも指摘させていただいた通り、官製相場なんですよ。異常な市場価格に対しては、上下ともに逆張りの『神の見えざる手』が出動する。主要先進国は全て同じ感じがしております。

こんな相場展開をすでに半年以上やってますから、市場参加者の多くは心の奥底に、『ま~、考えても無駄。基本的にレンジ』という相場観を植え付けられてしまう。。。

もっとも、、主要先進国の金融政策を見ると、日本以外で『出口戦略』が模索される一方、日銀のみ『緩和風味』となっており、非常に興味深い展開。もっとも、日銀においても円高ファイターとしての姿勢を示すべく『緩和風味』のファイティングポーズをとってみたものの、ドル円については年末にかけて反発。

個人的にも、『高金利通貨を主体としたドルキャリートレードの巻き戻しが年末にかけて入りやすい。』と見ていただけに、分かりやすい展開だな~、と途中までは傍観。
しかし、、、ちょっとやりすぎでないかい?そろそろ・・・

このまま年初も円の独歩安をやるようだと、日本株にはフォローでも、にわかに盛り上がりつつある『日本国債の格下げ』なんかが再度盛り上がってしまう感じがして、腹立たしい。

ソブリンの格下げネタについては、このサイトの中でも何回か取り上げたのですが、『今更、騒いでいること自体が意味不明&それでは米国債の格付けはどうなんですか?&リーマンショック直前の証券化商品に対する格付けはなんだったんですか?』という弾丸シュートを至近距離から、格付け会社にぶつけてやりたい(おそらく、『石崎顔面ブロックの巻』となるのだろう。。。)

そもそもだな、、投資銀行バブルの神輿を担いだコイツラは、いまだに責任を取っていないだろ。米国SECはなんらかの対応をとったんだっけ?その辺、調べたことないので誰か教えてください。

と、、、気づけば新年から、キレ気味のコメントになってしまいましたが、恒例ですので今年一年の相場見通しなんかを書いてみたいと思います。

一言でいえば、『今年もつまらない官製相場を継続』

景気は少なくともボトムアウトしている、、、が、V字はない、角度も緩やか、おまけにジグザグ、とどめにジョブレス、、、という感じなんでしょう。欧米商業銀行の与信費用は引き続き高止まりし、細かな破綻は続くのでしょうが、どれもそれほど大きくなく、公的サポートは十分につき、実体経済への影響は軽微。

中国の回復が著しく、強気エコノミストの拠り所となっているが、やっぱりそれだけで全てを正当化するのは無理。よって、コモディティー全般も昨年の高値近辺が上限域(原油なんてもう上値余地がない)。こと、原油の話になると、また熱くなって脱線してしまうので、暇な方は過去のコメントを読んでください。

日米の長期金利については、ちょっと自信がもてない。。。インフレというよりも、リスクプレミアムをどのように評価すべきか考えあぐねている。需給は明らかに悪化の一途。日本においては、来年度、再来年度とどんどん悪くなる↓。なんらかの会計の変化(=金融機関が長期債を購入することを正当化するようなモノ)がないとキツインジャないかい?

細かい話をしますとね、、、そんな相場つきの割に眺めのオプションのボラティリティーも低位安定しており、もの凄い違和感を感じるわけですが。ようは、コールかレシーバーズだけ売っておけば怪我はないという事なのか?

FXはね~、、、う~ん、、、分からんな~。ドルの上昇余地は、ひょっとするともう少しあるかもしれない。一方、資源国通貨なんかは、上値は重いのでしょう。欧州は、そもそも、もの凄い弱気なので、年末の崩落は『アタリマエ~(Byあるしんど)』という感じ。

以上を踏まえ、今年オイラは何をするか?
①日本株高配当銘柄系投信ロングの塩漬け&上下逆張り(225換算で 14000円で一部利食い、9000円で買いのせ)
②国内REIT投信(商業物件中心)塩漬け(基本的に何もせず)
③為替 AUD円が(もし万が一)70円に接近すれば押し目買い
④不動産 実は昨年9月に土地を購入!念願のマイホームロング予定。
⑤借金 団信付きのため、目一杯借ります。
⑥日本株ハイパーブルベアは節操無く、高速回転売買を継続。基本的にチャートで攻めます。

通常、新年は大胆予想なんかを建てるのですが、それすらも思いつかない状況。途中でなんかひらめいたらまた、書きます。

今年も、言いたい放題、行かせていただきますので、よろしくご愛顧のほどお願いいたします。

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