2011年9月23日金曜日

なんかかんも滅茶苦茶

FRBが実体経済に対して好影響を与えないツイストオペを実施した。金額、実施期間、超長期ゾーンのウェイトが予想以上に大きかったので、カーブはブルフラット。MBSの償還金を再投資することから、【住宅ローン金利低下を促す】という理論武装はとれた形だが、これで住宅購入の新規需要が高まるとは考えづらい。

いろんなメディアが伝えている通りで、金融政策だけでは限界なわけです。

で、、、マーケットは、FRBの緩和を好感したのは米債マーケットのみで、株、コモディティーともに墜落。エマージングストーリーもクラッシュし、大いに推奨していた南アフリカランドは滑落している(寂) 金も一緒に下落する局面もあり、グローバルに資金化を誘発しているわけです。

むろん、木曜日のロンドン入り前くらいからドルが買われ始めているので、このまま金が下がったら、「ドル高に伴う、金下落」とか言われてしまうのだろうが。。。これは明らかに、「利益の残っている最後のプロダクトの益出し&換金」でしょう。

このまま消耗戦になるのが一番まずいですよね。珍しく折衷案を希望するけど、早い段階で、①ギリシャの債務カット、②金融機関には毀損資本分の資本注入、が必要。EUはご覧のとおりバラバラで、ガイトナー出陣もまったく意味なし。というか、、、欧州が米国のいう事を聞くインセンティブはないし、そもそも「なぜ俺(達)様が、アメリカに指図されなければいけないんだ??」と思ってるくらいなんでしょ。

ただ、、、EUの迷走でこれ以上時間を消費するのは、被害を大きくするだけのような気がしております。

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