2012年7月2日月曜日

欧州首脳会合

期待度の低い中開催された、欧州首脳会合については、市場がこのタイミングでは、まったく織り込んでいなかった、ESM積極活用、銀行監督制度統一、優先弁済権放棄など、リップサービスのオンパレード。

ただし、、、いつものパターンで、会合終了後に、「我が国はこの部分については了承していない」とか、「年末までに合意を目指す」とか、、、なんだか信用ならんな~という印象。

まるで、腰の軽い兄ちゃんが、思ってもいない言葉で女性を口説いているような感じで、誠意も感じなければ、嘘っぽいの一言。

それでも、リスクプロダクトの下落にはブレーキがかかっているところを見るに、市場のポジションは少々偏っていたんだろうな~と。。。その脇で、そ~っと、好評された、D-SifisへのTier1資本強化の報道。

結局、D-SifisはG-Sifisと違い、各国の金融当局の判断にゆだねる部分も多くなるのでしょうが、多かれ少なかれ、従わざるを得なくなるのが国際金融のルール。これって、向こう数年間、主要先進国の信用創造能力を低下する材料なので、経済の中期低迷を裏付けるエビデンスがもう一つ誕生したという見方で良いのだと思う。

やっぱり高格付けソブリンはショートできませんね。しかし、、、欧州首脳会合を受けて、ブンズ、米債は売られて、スペイン、イタリアは買われ、フランスもちょっと買われた。そしてJGB、、、、、、も買われてしまった。やっぱり、JGBは後者の仲間なのか???たしかに、ブンズ、米債みたいに質への投資買いは入っていなかったけど、別に積極的にショートされていたわけでもないのにね。

あ~、このマーケット見ていても仕方がない、、という気がし始めた。が、、、ここでくじけてはいけない。せっかく14年間もこのプロダクト睨んでいるんだから、この辺はJGBのチャームポイントくらいに思わないと。

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