2011年1月3日月曜日

恒例の相場予想

メインシナリオ 『混沌』

足元の株高、資源高は、行き過ぎた悲観論を織り込んでいたプライスに、過剰流動性というモルヒネが注入された結果と見る。よって、過剰流動性の元凶である、金融政策へのフォーカスが従来以上に必要な1年。当然、先々の金融政策を占うのは、実体経済&物価動向。そういう意味では、非常に相場らしい相場になる。

基本的に、主要先進国当局は、諸々の問題に早め早めの手当てを打ち続けるはずであり、ナローパスは更に狭くなりつつも、激震級のショックは発生しないものと考える。個人的に最もBETしやすいのは、米債の押し目買い。昨年末にかけて、景気見通しの上方修正が相次いだが、ちょっと織り込みすぎであり、年央くらいには『比較的まとまった揺り返し(株安&債券高)』がありそうな気がする。為替は、ドル円80-85円をコアレンジとする見方が優勢だが、前述の『日本国債崩壊シナリオ』が具現化していなければ、ドル安が先行する形で、70円台定着化の可能性も十分にあり。

その際、日本株下落。FXは資源系、高金利系が引き続き堅調と見る。

リスクシナリオは、やはり地政学リスク。日本にとっては朝鮮半島問題、領海問題があるのも当然の事ながら、世界的に『経済の行き詰まりが、軍需産業を喚起する』のは歴史が語っている事。絶対にあって欲しくないシナリオであり、国際社会での協調を祈るばかり。この手のネタで相場を語るのが嫌いなので、多くを語りませんが、普通に考えれば『自国回帰』ですよね。

現在のポジションは、御存じの通りですが、、、
高配当日本株投信(従来より、大幅にアンダーウェイト中)、J-Reit投信(オフィスもの)、ランド円ロング、日本国債&現金(←安全資産と呼べなくなりましたが、、、)をオーバーウェイト、という感じです。

そもそも、借金があるので、思いっきりデフレと戦ってます(笑) ただ、、、日本国債のインデックスに負けてると思うと、悔しいじゃないですか。。。と、過去に何度も負けてますけどね(笑)

偉そうに書きましたが、高配当日本株投信(従来より、大幅にアンダーウェイト中)、J-Reit投信(オフィスもの)、は大いにヤラれております↓。

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