過去、最高に長いタイトルじゃないか?(笑)
修論やりながら、この1年間の授業を振り返っていた。初期の経営学の講義で、ある経営学の先生が、掲題のコメントをした。経営学の世界では、何もないところからは、何も生まれないのだそうだ。
禅問答のような話なので、どーでもいいことなのですが、捩れモノのオイラはどうしてもこの考え方が気に食わない。
じゃぁ、アンタに聞くが、
『最初に貨幣経済を生み出したのはなんだったんだ?』
『ゼロの価値だったものに、カネを払う人が出てくることはないのか?』
極論すれば、 『生物の起源はなんだったんだ?』
そもそもビジネススクールで経営学を教えることが間違ってる。だって経営学は過去だけを見て理論を教えるものだから。未来が過去の繰り返しであればいい。しかし過去の理論は未来では受容されないことが多い。
オイラは、資本主義下においては、『ゼロからイチが生み出されることが多々ある』と思ってるし、それをやらなければ、現在の資本主義は早晩終焉を迎えると思っている。
急速度な世界経済の成長は公的資金の供給と、先進国の搾取から生み出されたバブルだ。『バブル』という表現が不適切だとすれば、『強烈な二極化』だ。
民間>公的、先進国>後発国、富める地域>貧困地域、富裕層>貧困層。このスプレッドは拡がるばかりだし、最も左側にいるプレーヤーの富は幾何学的に増加している。
現状の資本主義を継続したければ、『覆水を盆に返す』必要があるのではないか?そのためには、『0 to 1』の価値創造を通じた新産業育成と、そのベネフィットによる暮らしの向上と、納税という形での公的セクターへの資金還流(返済)が重要なのだと思う。
理屈っぽいことを言ったけど、識者の多くが気づいていながら、語りたがらない部分だと思う。オイラの足りない頭ではこれくらいしか語れないけど、誰か、、、
『未来経済学』として、この分野を確立してくれないかな?
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