そして最終スクールのコンフィギュレーションスクールは、ミンツバーグの根城。どういう展開になるのか楽しみにしていたところ、
Ø 反コンフィギュレーション派であるドナルドソンの批判に対し、『ドナルドソンは(ミンツバーグの)理論が正しいか否かという正確性の基準の上に成り立っているが、(そもそも自分のコンフィギュレーションスクールも含め)全ての理論は間違いである。』
Ø コンフィギュレーションとして捉えられる世界にもまた欠点がある。
Ø しかしコンフィギュレーションは例えボキャブラリーにすぎないとしても、「組織の異なる形を結びつける方法を考える上で」非常に役に立つツールである。
と言った。
もう脱帽!!!オイラはミンツバーグ好きだな~。ちょっと前にも書いたけど、反証主義なんだよね。理論を創るために概念化し、世界を自分の都合のいいように解釈し、『箱庭の中で適度にはまりのいい理論』を作って天狗になっている学者が多い。しかしミンツバーグは、内部環境、外部環境、時間の解釈を限りなく現実に近いものにした上で、『少なくとも、言えるのはこれだ!』と言っている。
この考え方が正しいとか間違っているとかではなく、物事の捉え方に共感した。下図はコンフィギュレーションスクールの概念を当方が簡単にモデル化したものです。
ちょっと、マーケットに似ているでしょ。
『濃密な過去の経験&体験』+『人に聞いたり、調べた過去』 ⇒ 未来を予想 ⇒ 現在のオペレーションを決定。
ビジネススクールで1年間漂流し、また元の位置に戻ってきた感じがして、なんか不思議な感覚です。
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