2014年9月9日火曜日

スコットランド独立問題

これまであまりフォーカスされていなかったスコットランドの独立問題の雲行きが怪しくなってきた。それは民間調査による独立賛成派と反対派が、ここに来て突然逆転したからである。春先までは独立反対派50%超に対し、独立賛成派は40%以下であった。しかし最近この数値がモメンタムをもって逆転し始めたのである。

スコットランドのGDPは1400億ポンド(約23.9兆円)、英国のGDPは1兆6200億ポンド(約277兆円)程度となっており、スコットランドは英国GDPの8%程度と占めるに過ぎない。

しかし、、、

・ 国土は32%
・ 北海油田の権益の90%以上
・ GDPに対し非常に大きなG-Sifis金融機関

ちなみに人口はGDPと同程度の8%である。

これだけみても非常にアンバランスな関係なんですね。注目の住民投票は9月18日。紛争が起こる訳ではないですが、欧州全体に残る、このような小国の独立機運が盛り上がり、市場が不安定化する可能性はあります。

ただでさえミルク補給中(←政策サポートによる立て直し)の欧州において、このようなムーブメントが起こることは、経済のシュリンクを引き起こす可能性が高く注意が必要。

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