2008年10月7日火曜日

やっぱり、おかしくねぇか?

日本の金融システム不安時、米国からうけた仕打ち、もとい要請は、①不透明な銀行決算の早期開示、②財務内容悪化に対し、フォワードルッキングな格下げ、③過小資本に対し、早急な公的資金注入を強要、④日銀には非伝統的金融政策(インフレターゲット、株買いオペなど)を強要、と大きなお世話をつきつけられました。おまけに、悪名高き瑕疵担保特約付のリップルウッドによる長銀買収。いったいいくらの国富を謙譲したんだろう、、、(もっともバブル期に日本も米国企業を多数買収しており、国民感情的にはどっちも、どっち、、、でも日本は逃げ遅れてディールは失敗してるわけですが)。脱線しました、、、そして、現在の欧米は①金融機関決算は以前よりも透明ではあるものの、時価凍結とか筋の悪いことを言い始めている、②財務内容の悪化に対し、バックワードルッキングの格下げ(=ほとんどレーティングは下がっていない)、③公的資金注入に後手後手、④FRBは流動性供給を実施しているものの、非伝統的手法はせいぜいモーゲージの担保化まで。10年前の日本とはマグニチュードが違う、というのはもっともですが、ちょっと都合が良すぎるんじゃないかい?というのが正直な意見。日本では困った政治家さん達が必要も無いのに補正予算を組んでくれて、更に追加景気対策とか言い出してますからね。選挙対策もあるのでしょうが、、、短期的に日本株の比較優位は変わらないというところでしょうか?

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