2015年8月20日木曜日

今回のリスクオフに違和感

株安(特に欧州)、クロス円軟調(特に高金利、特に特にトルコリラ・笑)がじわじわと進行している。でもね、材料を振り返ると、


  • 中国景気失速
  • 米国利上げ観測
  • 欧州問題
  • 一部地政学リスク

いったい同じネタで何回相場をやった???

基本的に、同じ材料で上下する相場は徐々にボラティリティーを低下させながらトレンド回帰していくものだ。しかし今回は、同じネタで上下しながらボラがボトムアウトして、一部の指標が直近安値を抜け始めている。

相場が次のテーマを見つけに行くときによくやる動きだ。即ち、同じテーマだけどレスポンスのパターンが変わる。例えば、


◎従来
米国早期利上げ観測後退⇒金融緩和継続⇒米株高

◎反応変化の例
米国早期利上げ観測後退⇒景気の先行き不安⇒米株安


これは例えの一つだけど、色々な市場でコンセンサスに変化が出始めているように思う。グローバルの運用資金が還流しているというより、様々なポイントで渦潮を形成しているような印象。

今回の展開からパニックモードになることはないと思っているが、引き続き株式市場には強気になれず、ディップでは高金利通貨の買い下がりを継続する方針。

1か月ほど前、米国金融政策の見方について、ちょっと自信をなくしかけていたが、熟考する時間もないまま元の相場観に戻すこととする。

「FRBは年内利上げ出来ない」

さ~、今日は早めに寝よう。これ以上マーケットを見ていると、朝まで見てしまいそうなので。

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