2014年12月29日月曜日

日経平均急落

本日の日経平均は高値から一時400円程度の下落を見せている。きっかけは、西アフリカから帰国した日本人男性にエボラ出血熱の疑惑があるとの報道。

まずはこの男性のご無事を祈りたい。そして私はこの手のニュースで相場を語るのが好きではない、理由は当たり前ですが不謹慎だと思うからだ。

例えば、自分がロングを抱えていて、仕方なくポジションの手じまいを考えるのなら、それはポジションテイカーとして当然の思考経路。しかし、なんのポジションもなく、『本当にエボラだったら、もう少し下がるかな?』とか、『エボラじゃなかったら、どこまで上がるかな?』とか、欲に突っ張った顔で勝てっている奴を見ると、もう嫌気がさしてしまって、、、

まぁ、こういう人は一事が万事で、私みたいな人間とは一生平行線(笑) 関わらないからいいんだけどね。でも昔は関わるのが仕事だったんで、嫌な気持ちになることも多かった。

この手の話をすると、『じゃ~お前さんは、日本でエボラが流行したら、何もポジションを取らないのか?』とか揚げ足を掬おうとする人がいるので、念のため申し上げておくと、『それとこれとは、まったく話が別だ。』

今回の件はミクロの問題とミクロの結果、後者はマクロの問題、扱っているテーマが全然違うのですよ。

そんで、これを言うと、『でも、ミクロの結果からマクロの問題に発展する可能性を話すのは、どうなんだ?』と、しつこく聞いてくる人もいたりします。そういう人には、

『一人の人間として自分で考えてください。』とだけ申し上げておきます。


さぁ、年末年始の相場だ。月初に急騰したVIXもセーフティーゾーンに戻ってきて、世の中は『リスクボケゾーン』にどっぷり浸かった状態。年末年始に諸々の反省と展望を書く予定ですが、個人的に来年の相場は難しいと思っている。それは『官製相場』と『米国一強体制』に世界中が寄りかかった体制が変化する可能性があるからだ。

これをなんとかするのがFRBの仕事な訳だが、なんとかならなかった時は誰がサポートするの???かなり高い確率でなんとかなるのだろう。即ち、株式市場は堅調。しかし少ない確率だが、なんとかならなかった場合の崩壊は、かなり大きなものになるのだろう、、、

こんな仮説を立てながら、諸々の文献を読み漁る今日この頃です。

0 件のコメント: