ご存じの通りパチンコの法的な解釈は「娯楽」。遊技者は出玉を景品、特殊景品(金などが一般的)に交換し、特殊景品は特殊景品交換所で『買い取ってもらう』ことで換金を実現していた。だから政治家の間でも、これをグレーと指摘する人は多かった。
このシステムはカジノ法案をきっかけに、更にグレーになってしまうのでは???という声もあり、諸々議論が続いている訳ですが、政府としては巨大娯楽産業であるパチンコ業界から、なんとかして金を集めたいという所だったのでしょう。
そこで、、、全国の「景品交換所」を公益法人化し、景品交換時に手数料を徴求するというウルトラCを検討し始めたのだ。
パチンコをやらない人はピンと来ないかもしれないけど、この仕組みは、一時的には遊技者が手数料を払う事になり、パチンコ業者の負担はない。当然、手数料を払うのが嫌で、「もうパチンコはやらない!」という人が増えれば、二次的にパチンコ業者も負担を被る事にはなるのだが、、、
当初はパチンコ産業に外形標準課税をかけることなんかも検討していたみたいだけど、きっと既得権者からの反発が大きかったんだろうね、それで安易な道を選んだのがこれだ。
でもね、この仕組みはそんなに悪くないと思うのです。換金額の1%を手数料とすると、年間のフローが20兆円程度の巨大産業なので、国に入る年間の手数料収入は2000億円になる。個人的には手数料は5%でもいいと思う。そもそもホールによって換金率は、等価交換(1球=4円)から2円くらいと50%もの差がある。
そこに紛れ込む手数料の1%って、ハナクソみたいなもんですよね。「俺がギャンブルで稼いだ金を何故、国に払わなければいけないんだ???」という心情的な問題は抜きに考えると、「5%でも大した差ではない」というのが現実ではないでしょうか?
私はパチンコ、パチスロともやりますし、20代の頃は週3回は打ってたので、娯楽としての重要性は十分認識しております。しかしね、、平日の昼間から仕事をサボってやってるサラリーマンとか、育児を放棄してホールに入り浸る人とか、、、その時間をもっと有効なことに使ってもいいのではないかと感じることは多々ありました。
娯楽、ストレス発散でちょっとやるから面白いのであって、三大義務の一つを放棄してまでやるもんではないですよね。だからここにある程度のテコを入れるのは妥当と考えます。ちなみに5%導入となれば1兆円の収入。ちなみにこの収入は消費税で言えば0.5%相当に値します。
消費税増税時に激変緩和措置を取ることを考えれば、非常に納得のいく仕組みではないでしょうか?
本件は色々意見があることを承知で書きました。正直、私もパチンコに熱狂していた時代がありますので、、、
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