2014年12月14日日曜日

祝・ガンバ大阪三冠達成!

昨日開催されたサッカー天皇杯決勝、『ガンバ大阪VSモンテディオ山形』は3対1でガンバの勝利!!ガンバは2000年度のアントラーズ以来となる三冠達成を成し遂げた。

ご存じの通りガンバは今年J2から這い上がってきたチームである。そういう意味で、昨年のJ2優勝の波をそのままキープしてきた点が高く評価される。選手の消耗が激しいサッカーの世界、金満クラブであれば戦力補強を継続的にできるが、Jリーグのほとんどのクラブが慢性的な資金難に陥っている。そういう意味で、この『継続性』というのがキーワードになるのです。

もちろんガンバはサポーターも多く、スポンサーにも恵まれている金満クラブの一つ。しかしそれだけじゃないですよね、このチームの凄さは、、、

①選手のストラテジー共有度の高さ、
②ガンバサッカーの歴史に対する選手のリスペクト、
③それを具現化するベテランの存在、
④ベテランをリスペクトする若手、

この仕組みは、企業が有効に機能する条件と似ている。

ちなみに、今年J2準優勝でJ1昇格を決めた松本山雅もこれと似た構造を持っている。ガンバと違うのは、①経済的には恵まれていない、②チームが若い(歴史がない)点である。

そのチームをどうやってJ1に持ち上げたのか?個人的には反町監督の指導が機能したのだと思う。反町監督のサッカーはシンプルだが、共感できる部分が多い。『隙を与えず、隙を突く』をキーワードに、プレー中、プレー間(間接プレー)の約束事を与えている。

この約束事を具現化するのは選手のハードワークである。とにかく松本の練習は走る。ボールを持っているよりも走っている時間が長いという。『これじゃ~~、部活だ。』 と、嫌になった選手も多いのではないだろうか?

しかしこの、『ハードワーク』+『約束事』⇒結果=ジャイアントキリング(大物喰い)

という方程式が完成し、結果の積み重ねが選手を強くした部分もある。そして忘れてはいけないのは、故・松田直樹氏に対する思いであろう。これが①~④のリンケージを更に強めていたのは言うまでもないことである。

ようは、資本力だけじゃないんですよね。J1の上の方で安定的にやるにはカネは必要。しかしJ1中位以下はチーム力でも十分にやれるということを松本山雅が見せてくれました。

なんか、ガンバの記事にするつもりだったのですが、ほとんど松本山雅の記事になっちゃいましたね(笑)

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