通貨別取引シェア:円 42%、ドル 36%、ウォン 18%、元 0%
取引目的:投機90%以上、決裁9%
日本の取引年齢層:6割が30歳以下
日本の取引参加者:100万人以上
即ち、日本人20歳~30歳の人口は約1200万人だから、その60万人が取引しているということは「20代に占めるビットコイン取引シェアは5人」=「20人に一人はビットコインをやっている」ということになる。
この世代(平均25歳)はバブル崩壊時には生まれていない。そしてITバブル崩壊時も10歳くらい。リーマンショックですら16歳。市場がクラッシュするとどうなるのかということを経験したことがないヒト達なんだ。
おまけに、年齢から推察するに金融商品での投資経験がほとんどない世代でもある。こういう素人がマネーゲームをしているのである。頭のいい人はもう気付いたね、「不動産バブルの時の一般的な日本人」と同じ。
参加者の構成が「危ない」ということは分かった。しかしその事実は、「バブルがすぐに破綻する」ことを意味する訳ではない。
昨日、様々な角度から取引参加者にヒアリングしてみた、その結果を箇条書き的に、
「黒田日銀総裁の発言を経て、今後の相場をどう見ているのか?」
- 仮想通貨は日銀の監督下にないので、何を言っても影響はない。
- 仮に日本で取引規制が入っても、他国の取引所でやれば良い。
- 発行量の限られた商品に、まだまだ新しい投資家が入って来るのだから、その流れが一巡するまでは上がり続ける。
- マネーロンダリングに使われているのだろうから資金流入は続く。だから下がらない。
- 決済インフラになり始めているので、政府としては強力な規制はできない。
まともな回答はこんな感じ。酷い回答になるとね、、、
- 俺が売るまで下がらない。
- 黒田は仮想通貨をまるで理解していない。
- ヒトの心配する前にマイナス金利なんとかしろ。
- 規制されたら他のコインに移るまで。
- 日銀の政策が投機だろ。
まるで話にならない。心配だ、しんぱいだ、シンパイダ。。。
まずですね多少まともだった上記5つ(1~5)への問題提起として、
1. 仮想通貨は日銀の監督下にないので、何を言っても影響はない。
2. 仮に日本で取引規制が入っても、他国の取引所でやれば良い。
⇒大いに影響あるからね。上記統計の通り、世界最大市場で規制(取引所、税金、取引資格など)が入ったら、全員が他国に行くわけがない。それでなくても海外音痴の日本人Jr.達なんだから。影響は投機家だけではなく、誕生初期に参入していたプレーヤーの利益確定。最大市場が細くなれば、出口が小さくなったも同じ。諦めて「早めに売ろう」ということになるでしょ。
3. 発行量の限られた商品に、まだまだ新しい投資家が入って来るのだから、その流れが一巡するまでは上がり続ける。
⇒ ある意味まともな回答。しかしね発行量が限られると上がり続けるわけじゃないからね。ダイヤモンドは安定しているでしょ。でもフローと価格形成というファクターで論じれば、「価格は上がりやすい状況」と認識できる。しかし、「発行量の限られた商品」という解釈に誤りがある。たしかに仮想通貨は発行量が限られている。そういう意味で商品の追加供給がある他の金融商品とは違う。しかし仮想通貨は誕生当初からのプレーヤーが大量にロングを抱えている。そいつらが雪崩を打ったように売却すれば、「突然発行量が増えた」のと同じ現象が起こる。
4. マネーロンダリングに使われているのだろうから資金流入は続く。だから下がらない。
⇒ これにはコメントしたくないな。オイラは知~らない。
5. 決済インフラになり始めているので、政府としては強力な規制はできない。
⇒ これは仰る通り。1割弱の「決済を目的」としてビットコインを所有している人たちに配慮する必要はある。そういう意味ではハードランディングはないだろう。
ま~、いろいろ書いたけどね、「発行量一定、新規参入増加、価格形成」を呪文のように唱えている。こりゃダメだ。
相場と言うのは「売り」と「買い」の数は一定で、取引の成立したところが「価格」になるっていう【とても当たり前のこと】を、彼らは理解していない。
決定的なニュースを伴って、朝起きたら大事なコインちゃんの価格が10分の1以下になってました。そのニュースが覆らないとしたら、ショートのヒトは買い戻さないよね。買いのヒトは諦めるか、損切りするかだ。この現象は「発行量一定、新規参入増加」の状況でも同じだからね。
あ~~、ビットコインやってみて良かった~~。すげぇ勉強になったぁ~~。そんでもって日本が心配になったぁ~~。だから微力ながら、これからも「独り言」を語り続けるのであ~る。もっとも、読んで欲しい方々にはお読みいただいていないと思いますが、、(涙)
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