現在従事している技術ベンチャー創造案件は1.25件。0.25件は2年前から従事している牛の繁殖技術。これは組織内プロジェクトが一旦終了し、「技術開発にもう少し時間がかかる」という判断でフォローアップしている。
もう1件は遺伝子解析関連技術。技術の詳細は割愛するが、この案件が重量級で毎日バタバタ活動している。早期創業の可能性も含みつつ来年度内の設立を目指し、チーム一丸となって全力疾走している。
チームは5人でとてもよくまとまっている。それぞれの役割も明確で、オイラの役割は経営、財務、調整(一級調整士)。これまでに4つのプロジェクトを担当したけど、これほど早いスピードで変化していくプロジェクトは初めてだ。他のアドバイザーが担当しているプロジェクトでも、こういうのは見たことがない。
創業までは公的研究機関内のプロジェクトであるため組織への報告、イレギュラーの調整など緻密な(≒非生産的な、以下自粛)業務がテンコ盛り。これが雪だるま式に増えていく感覚だな。
この案件が正式にスタートしたのは今年の4月。調査案件として打診されたのが昨年11月頃。当時の記憶としては、「いや~~~、この技術分野はオイラには無理よ」という印象だった。だって遺伝子解析関連の中でもコアになる技術がモノづくりで、それが世界に例のないモノで、技術の応用先として創薬、診断、治療など応用範囲が広いんだもの。
即ち、薄く広く、最低限の知識をもった上でプロジェクトを進めなければいけないんだよ。オイラがまだ30歳だったら4年位缶詰になって勉強もできたけど、プロジェクト期間は2年間だし、そもそも自分の研究活動もこなしながらやるのは無理よ、、、と思った。
でもなぜか、ヤッテル。しかも、タノシイ。やっぱり何事も一緒にやる仲間なんだな。
ミーティングでは素人のオイラにでも分かるように丁寧に説明してくれる。そして、オイラの愚問にも嫌がらずにしっかり教えてくれる。その分、オイラはハードワークを信条とし、非生産的もとい緻密な報告、調整業務を引き受ける。プロジェクトは一直線とは言わないまでも徐々に前進しながら、勢いが増し、図体も大きくなっている。
本格スタートした4月から注力したのは、技術とそれを支える製造工程、ノウハウの全容把握だった。組織の企画サイドや、他のアドバイザーは全員、「それはアドバイザーの仕事じゃない」、「そんなことやっても時間の無駄(=マネタイズ部分ではない)」と否定的だった。だけどやった。やって良かった。
やって良かった点
- 製造ラインはVBのコストセンターであり全体把握は必須
- 製造ラインの一部を切り離せることが分かった
- 切り離してよい部分、ダメな部分が分かった
- 効率化可能なポイントが絞り込めた
- 製造(一部応用)における理解が深まり研究者とも議論ができるようになった(まだヨチヨチではあるが、、、)
- チームが仲良くなった(笑)
一番良かったのは6.だな。当たり前のことだけど、「俺が経営する。財務、総務をやるよ。技術のことはよく分からないから、君たち製造、サービス、営業をやって。」こんなのダメに決まってるよね(笑)でもね、、、こうやって人間関係で破綻していくプロジェクトって結構多いんだ。モッタイナイヨネ。
みんなで乗る船(ベンチャー)、もちろん自分も乗る船。しっかりとした設計図、航海図を作って、信頼できる乗組員を探して、「ヤマト、イスカンダルに向けて全速前進!」と吠える日を夢見て、、、今日も夜鍋。
ほほほほほほほ、文句あっか? 明日はつくばOrz
0 件のコメント:
コメントを投稿