正直「速読術」にはこれまで懐疑的だった。随分前からたくさんの技術書が出版されていると思うが、これだけ出版されているにもかかわらず、ほとんどの企業が従業員教育の中に組み込んでいない。すなわち、その効用自体にバラつきがあるのだと考えていた。
私は活字を読むスピードが遅い。これは最近気づいたことだが、年末に社内研修に参加したときのこと。先生「これからお手元の課題文を全部読んでグループディスカッションをしてください。はいスタート!!」 6人チームだったのですが、ほとんどの方が10分程度で読み終わったものの、当方は15分程度かかってしまう。。。
その後、いくつかの問題がだされグループワークをしていると、「あっ、早く読み終えた人はかなりDetailを読み落としているな。」と気付いた。ようは読むスピードというよりも「どこまで深くその文章を理解したいか?」という目的意識の差なのだ。
当然早く読めて、ある程度理解度が高いのが望ましい。じっくり派(←そう見えないという方も多いのは承知で)の私は、ゆっくり&高理解度を求める読み方であるが、これを【素早く&比較的高い理解度】という読み方に変えたいと思っている。
ご存じのとおり、現在は金融以外の知識の蓄積に注力している。そのためにはこれまでの速度ではまったくおいつかない。そこで藁をもつかむ気持ちで、これまで馬鹿にしていた速読手引き書を購入し読んでみた。
複数の読書術が書かれていたが、私のような人間にとっては、その後行程が重要だということがよく分かった。【速読術⇒速考術⇒速書術⇒速発術⇒戻る】=【インプット⇒プロセッシング⇒アウトプット⇒コミュニケート⇒戻る】このルーティーンが各能力向上に役立つという結論が書かれており、個人的には大Agree。
効果のほどは今後レポートしていきます。ちなみに読んだ本は、「王様の速読術 By 斎藤英治」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿