2016年12月19日月曜日

トランプラリラリ相場

薬の問題が世間を騒がした1年でしたが、今の相場は差し詰め「トランプラリラリ相場」だな。

だってそうでしょ。

トランプはまだ何もアクションを起こしていない。アクションを起こすというのは、①大統領権限で独断でできるもの、②議会の承認を経てできるもの、③国際協調の中でできるもの、様々な種類がある。

まだ大統領に就任した訳ではないので、①~③のどれもアクションとなっていない。おまけに②、③は同氏の独断ではできない。すると、、、①の期待感だけでラリラリ相場になっている訳だ。この相場水準は説明可能か?答えはNOだよね。

それでも米株は堅調推移し、米債金利は上昇している。そしてドルも買われている。

ここもとの動きを加速させたのはFRBのドットチャートが金利先高観を暗示させたためである。FRBもトランプ政権移行後の変化については一定の配慮をしている。でもねこのアグレッシブなドットチャートの背中を押しているのは「過去の数字」なのは明らかだよね。

「過去の数字」とはオバマ政権で実施された施策や、ポシティブな国際情勢が米国にもたらした追い風である。

乱暴に言えば、「景気の良かった過去のデータ」と「トランプはひょっとしたらスゲェ奴かもしれないという期待感」がミックスジュースになっているわけだ。

普通に考えれば②の最初の関門は来年4月の2017年度予算決議だよね。それまでに不安定化する可能性もあるけど、少なくともこれがすんなり通過するとは思えない。

引き続きリスク性資産は軽めの運営としており、ドル円については久しぶりにネットショートでの参入を検討している。日本株もそろそろ降りた方がいいかな~~???うまく圧縮してJREITも一緒に下がったらこっちは買い増しの方針。

さてと、、、そろそろ今年のディールを総括しないとな。え~っと、年初はオイラはなって言ってたんだっけ?正月の「独り言」を読んでちょ。

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