◎iQOSに切り替えた理由(加筆修正)
紙巻きタバコとの付き合いは20年を超えていた。キャスターから始まり、マイルドセブン3ミリ、マイルドセブン1ミリ、メビウススタイルプラス1ミリと、徐々に軽いものにシフトしてきた。本数は安定して1日1箱程度だったが、そもそも喉が弱く、最近は酒を飲んで本数が増えた翌朝に肺に痛みを感じることがあった。
愛煙家であると同時にコーヒーの愛飲家だったので歯が汚かった。不健康に見られるのが嫌だったので、定期的に歯石を落としていたがすぐに黄色く染まった。
健康診断で問題を指摘されたことはないが、なんとなく嫌だな、、、と思い、『出来ればタバコをやめたい』と思っていた。そこでPloomを始めとした電子タバコを試したりしたが、なかなかスパッとやめられない。そんな状況下、iQOSに飛びついた。
◎iQOS切り替え初期
1年ほど前にJTのPloomを試したが2週間程度でやめてしまった。それはPloomeの水蒸気が喉に馴染まず、むせるような感覚が強かったからだ。おまけにその時は紙巻きタバコも併用していた。
iQOSにはこの感覚がなく、スムーズな水蒸気だった。そして比較的濃い水蒸気が紙巻きタバコを髣髴させた。またタバコを箱から出してiQOSキットにセットする一連の動作が紙巻きタバコを吸うルーティーンと似ており、切り替えが非常にスムーズだった。
結果的に切り替え初日から紙巻きタバコを吸う事は一度もなく3か月が経過している。
◎現在のタバコとのつきあい方(新規)
iQOS生活も3か月経過したが、基本的にiQOSとの付き合い方は変化していない。従来は仕事中1時間に1回の間隔で喫煙所に行くのがルーティーンだった。しかしiQOSに替えてからは2-3時間に1回のペース。私はゆっくりとiQOSを嗜むようにしており、1本を5分くらいかけて楽しむ。
またなんとなくであるが、iQOSのスイッチの点滅が終わり30秒ほど待ってから吸うようにしている。その方がタバコが蒸されて美味くなっているような感覚がある。
iQOSはタバコ1本1本に個性がある。またキットへの挿し方でも蒸し具合に大きな差が出る。【当り(=良いタバコ&良好な挿入)】の時は蒸気の出具合も良い。その場合は深く吸い込まず、軽く吸うだけで濃厚な蒸気と本来の味を楽しむことができる。逆に【外れ】の時はあきらめて、深く吸うことでなるべく多くの蒸気を取り込むようにする。しかし、あまりやり過ぎると舌が低温火傷したようになるので注意が必要である。
紙巻きタバコを吸っていた人間が言うのもおこがましいが、『人の煙』がとても気になるようになった。有害物質、臭いが気になり、喫煙所ではiQOSを楽しめなくなった。そのため、人のいない屋外で一人で楽しむのがお気に入りになった。カフェでも禁煙席に座る機会が多くなった。
次は酒の席。紙タバコの時代は酒を飲みながら吸うと、喉が痛む→水分(酒)が欲しくなる→また吸う→飲む、、の繰り返しで、二日酔いになりやすく、翌朝の体調は最悪。iQOSは喉が痛まないので、この負のルーティーンがない。よって喫煙量も酒量も減った。
◎体調(経過観察を追記)
全てが喫煙スタイルの変化による直接的な変化なのかは分からないが、1か月間目の変化に対する経過観察を箇条書き的に。
- 眠りが深くなった⇒ 現在も眠りは深い
- 飯がうまくなった⇒ 現在もうまい。そして少し太った(笑)
- 顔色が良くなった⇒ 病的に青白くなることがなくなった
- 疲れにくくなった⇒ 現在も疲れにくい状態を継続
- 風邪のような症状があった⇒ 暫くして治った
- 顔に非常に軽いアトピーが出るようになった(そもそも幼年期から軽いアトピーがあるが、顔にでることはなかった)⇒ 暫くして治った
- (新規)当然ではあるが歯の裏のヤニがつかなくなった。
◎生物学的考察(加筆修正)
上記の症状は全てが直接的な変化とは言えない。iQOSに切り替えたことによる生活リズムや生活スタイルの変化が複合的にもたらしたものなのかもしれない。
iQOSもニコチンを含んでおり立派なタバコである。しかし『紙タバコに含まれる有害物資の90%をカット』していることはフィリップモリスが科学的に証明している。一方『紙タバコにないiQOSならではの有害性』については引き続き臨床段階にあると捉えている。それは近眼手術のレーシックが術後30年のデータを持っていないのと同じ考え方。
また上記の体調変化が、『紙タバコをやめたせいで発生した変化』なのか、『iQOSのせいで発生した変化』なのかは、もう暫くトレースする必要があると思う。
個人的な仮説としては、『風邪のような症状』、『顔の非常に軽いアトピー』は紙タバコを止めたことが原因と考えている。紙巻きタバコの有害物質(化合物)は幾つもの遺伝子発現を促す。その一部が発癌などを誘引する訳だが、紙タバコを止めた事によりこの遺伝子発現が減少する。
この変化(減少)の一部が表現型として『風邪』や『顔のアトピー』になったのではないかと考える。当然この変化は紙タバコからの離脱時に急速に発生するものであり、今後落ち着いてくるものと考える。仮に治らなかった場合、『従来は紙タバコを吸う事によって、風邪やアトピーの症状をキャンセルする遺伝子発現が発生していた』と解釈される。
即ち、現在が自然な状態なのだという考え方。
(3か月経過した段階での追加コメント)
この仮説はシングルケーススタディーなので実証するのは難しいが、いくつか示唆の得られるデータを取得できた。
仕事、飲み会などでiQOSの本数が増加した1週間があった。一方で実験的に、一日の本数を3本程度にする1週間を作ってみた。
『風邪のような症状』、『顔の非常に軽いアトピー』がiQOSを始めたことによる症状であれば、iQOSの本数が増えれば再発する可能性が高い。しかしこれらの期間に体調変化は見られなかったのである。
勿論、新しい化合物を取り込んだ時の初期反応としての表現型が上記症状だったという考え方もできるが、現段階では『紙タバコからの離脱時に急速に発生する症状だった』という結論としている。本件については引き続き経過観察をする予定である。
◎経済性(加筆修正)
上記のようにiQOSを楽しんでいるので1日の本数は10本程度。1箱の値段が460円であっても毎日200円は節約になる。加えて、喉の痛みがなくなったのでコーヒーとのお付き合いが減少。1日の減少本数とカフェに立ち寄る回数を考えると合計で1日500円くらいの節約になっている。
即ちiQOS初期コストは大幅に回収され、現在は小遣い上の余裕資金が増えている。
◎感想(加筆修正)
これほどスパッと紙タバコが止められるとは思っていなかった。おそらくiQOSの味、煙感、喫煙ルーティーンが自分の嗜好とドンピシャだったのだと思う。
生活の変化、体調の変化、経済性を総合判断するとiQOSに切り替えて良かったと思う。ただしiQOSが壊れた時のことを考えるとちょっと不安だ。
当方のiQOSキットは白。ご存じの通り、白はツルツル滑る。そのため屋外での喫煙時に数回地面に落とした。1回は排水溝に落下しかけて泣きそうになった。なぜなら、まだ2台目を購入できていないからだ。フィリップモリスには早期に十分量の供給をしていただくことと、ラバーグリップの導入を願っている。
また暫く様子を見てレポートしたいと思います。
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