みんな行くなら、ボクも行く

オイル関係のミクロ知識（マクロを全体量とマネーフローを定義）に乏しいため、よく分からないんだけど、イラクの石油相がこうつぶやいた。

「他国が減産するなら、我々も減産する。」

すなわわち、「みんな行くなら、ボクも行く。」

集団行動の中で、①協調が高すぎ、②主体性がない人が使いがちなフレーズだ。

もう一歩進めて、なんらかの駆け引きのあるシチュエーションでこの発言が出た場合はどう評価されるべきだろうか？

例えばこんなシチュエーションで、、、

12人のお友達グループ。
番長格のAくんは、30％の財力を持つ。
隣町番長のBくんは、20％の財力を持つ。
一匹狼のCくんは、10％の財力を持つ。
それ以下のお友達はどんぐりの背比べだ。

この中で番長が、「みんなが行くなら、僕も行く」と言えば、影響力が大きい分、それ以外の人達は、「ボクも行こうかな？」と考える。

しかし一匹狼が言った場合、それ以外の人達は、「勝手に行けば。僕は行かないけど。」と考えるはずだ。

イラクはこのグループで言うと、OPEC第三位の石油輸出国。シェアで言えば９％程度。やはりこの発言はあまり意味がないかな？？？

ニュースを読んだ瞬間に、日経先物とAUDJPYをロングしてみた。このニュースに反応した訳ではなさそうだが、ちょっとだけ利益が出ている。ちょっと考えてみて分かった。やっぱりさっさと売ろう（笑）