2018年9月27日木曜日

母の遺言


最近、3年前に他界した母の遺言を思い出す。

母が亡くなる1週間前のこと。ホスピスへの転院前日、病床で母はオイラの目をしっかり見つめてこう言った、

「Greens(←オイラ)にとって、明日という日が、いい日になるといいね。」

オイラは、2日後に公的ブラッ〇研究所に就職することが決まっていたので、居合わせた父が、「Greensの就職は明後日だよ」と言うと、母は、

「そういうことじゃないの。そういうことじゃないの。」と繰り返し言った。

これが母の遺言になった。

きっと母は、「Greensに素敵な未来があるように。それを願っているよ。」と言いたかったのだろう。

オイラはこの場面をビデオテープみたいに、何度も何度も繰り返し思い出している。

そして母に語りかける、

「母さん、オイラ、いま最高に忙しいけど、最高に幸せだよ。」

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