しつこいようだが、未だに「リーマンショック」という言葉が正しく使用されていないので、オイラなりの定義を再掲。
(自作自演インターネット辞典Grepediaより)
「リーマンショック」
2008年9月15日に米国大手証券会社(当時世界第4位)であるリーマンブラザーズ証券がチャプター11を申請し、実質的に破綻した。その影響でリーマンをカウンターパーティーとしたデリバティブ取引が履行不能になり、多くの金融機関が取引のカバー(復元)に走った。その影響で世界中の金融市場が乱高下を繰り返し、株、為替、債券、オンバランス、オフバランスともにボラティリティ―が急上昇した。ボラティリティ―の急上昇は投機資金のみならず、世界的な投資資金の総すくみ状態を生み、信用創造の源泉であるレバレッジが急低下した。簡単にいえば銀行が金を貸さなくなったという事である。
この影響から世界各国で経済の急縮小が発生し数年間に及ぶ世界経済の長期低迷をもたらした。
この現象を総称して「リーマンショック」と言うが、厳密には「リーマン破綻を起因とする金融システム不安が巻き起こした世界経済のスラック」という表現が正しい。
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