安全保障上のコミットが米国にとって先行投資であれば、今後予定されるNo2同士の「経済対話」は回収の場になる。そういう意味で正念場はこれからになるね。そして回収がうまくいかなければ、バッドトランプが登場し「日本には安全保障上これだけ投資しているのに、、、」というツイッターが飛んでくるのだろう。
安全保障上のコミットはトランプ大統領にのって調整弁のようなもの。即ち日本へのコミットが強くなれば、中国のアジア拡大戦略は委縮し米国に気を遣うようになる。逆に中国から譲歩を引き出せれば、日本へのコミットを弱くすれば良い。
日本、中国との関係を天秤にかけながら、振り子が揺れるたびに自国にお金の落ちる仕組みにしたいんだろうね。
問題はどの程度の(振り子の)振れ幅を許容し、どの程度のリターンを求めているのかと言う点。トランプ大統領は日米首脳会談前に中国の習近平国家主席に書簡を送っている。これは大統領就任決定時に習国家主席がトランプ大統領あてに送った祝電に対する謝意。外交儀礼的には遅すぎる対応だが、これがないままで日米首脳会談に突入し、今回の安全保障上のコミットになっていれば振り子は倒れる勢いで触れていただろう。
この観点においてトランプ大統領は比較的マイルドかつ、戦略的に振り子を揺らし続けるのではないかと考えている。
今後どんなボールが飛んでくるのかはまったく分からないが、トランプ政権の施策は振り子を揺らしながら、徐々に海外(含む日本)からカネを回収する方向に走り出すと思う。よってリスク資産のポジションはニュートラル&アンダーウェイトのリズムで調整していく予定。
なお現在のリスク資産ポジションは小幅アンダーウェイトとなっている。
中長期系を含むリスク資産ポジション(⇒は次のオペレーション予定)
- J-REITロング(⇒ホールド)
- 海外REITロング(円建て)(⇒ホールド)
- 日本株4銘柄ロング(⇒NISA以外は逆張り)
- 米株1銘柄ロング(ドル建て)(⇒塩漬け)
- 南アフリカランド円ロング(⇒30%以上上がったら売り・笑)
- トルコリラ円ロング(⇒33円くらいで売り)
- 日経平均先物ショート(現物デルタの3分の1)(⇒18000円割で買戻し&現物株デルタ次第)
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