突然吹き始めた解散風でマーケットはテンテコマイケルの1週間だった。
首相の外交中に突然報じられたニュース。出発直前には公明党と話し合いをするなど、『解散を一つのオプションとしている。』のは間違いない。普通に考えれば、来週帰国後解散に舵を切るのだろう。
解散は首相の専権事項であり、そのカードは効果的なタイミングで切るべきものである。確かに来年以降のことを考えると、政権与党には頭を抱える材料が多い。①景気の伸び悩み、②原発再稼働、③集団的自衛権などなど、、、そしてこのタイミングで①を口実に、『消費増税先送り』をお題目にして『国民に信を問う(=総選挙)』は、一応ストーリーは立つ。
おまけに①野党の選挙準備が整っていない、②一部閣僚の政治資金問題が支持率低下にそれほどつながっていない、③日銀とGPIFのおかげで、景気伸び悩みの割に株高&円安、、、総選挙やるにはフォローが多いのである。
しかし、頭の片隅においておかなければいけないことは、安倍首相本人の口からは、
「解散を強く示唆するコメントまだ出ていない。」
首相の外遊は過密スケジュールだ。よってぶら下がり取材の手も多少緩む。この期間を利用して、留守中に日本で「解散アドバルーン」を上げたのだ。その結果として、
①増税延期⇒株高&円安となった、②世論は賛成ではないものの、それほど強い反対もない、③やはり野党はバタバタしている。
この結果から類推されるのは、「解散決定」だと思う。
しかし、①株安&円安(≒財政破たん懸念の日本売り)、②世論大反対⇒支持率低下、③野党が急速に結束、のような形になっていれば、帰国後、
「私の口からは一言も【解散】と言ってない。」とするのだろう。
(首相にとって)幸い、今回は期待していた結果となっているのだろう、普通に考えれば解散だ。来週の経済指標と、金融市場の動きを見て、正式に判断するのだと思う。
個人的にどう考えるかって???
私は「現在の景気は比較的良好と考えており、財政健全化(増税)に舵を切るべき」と考えています。
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