2020年12月18日金曜日

偽善でも何でもなく良かったなと思っている

 ベンチャーやってると、「どうせベンチャーの時価総額を持ち上げてEXITすることしか考えていないんでしょ」と思われることが多い。本当によく言われる。うんざりするほどよく言われる。

そんな単純なもんじゃない。株主だけじゃなく、沢山の内外の人たちのカネ、経験、技術、キャリア、情熱、野心、恨み、思い、、、いろんなものを乗っけて走っているんだ。知れば知るほど、重くなってくるんだ。だから少しでも会社が成長すると、飛び上がるほどうれしい。その様子を見て、冒頭のような心無いことを言われるんだ。

それとこれとは別にして、今日とてもいいことがあった。

ベンチャーには、シャイで、少し斜に構えていて、とても声の小さい、マネージャーがいる。出会って4年くらいになるけど、最初の頃は本当にしゃべらなかった。正直な話、大丈夫かコイツ???と思っていた。

でも春先に彼をマネージャーに任命した。そうせざるを得ないチーム体制になったので、積極的な変更ではなかった。最初はまるでダメで、何度も注意し、時には強く言ったり、本当にコイツ大丈夫かな???と色々な意味で心配していた。

でも彼は最近、部下とのコミュニケーションの中で、時々笑うようになった。人の気持ちを考えるのがとても苦手だった彼が、気持ちを通わせるようになってきた。オイラは色々な意味で良かったと思っている。彼のためにも、部下のためにも、会社のためにも。

いい技術といい事業モデルでなければベンチャーは育たない。しかしベンチャーを走らせるためにはヒトが必要。ヒトなんだよ。血の通った人なんだよ。

さぁ、そろそろ帰ろう。今日も、2年前だったら2週間かかる仕事が1日でできた。今日の仕事はクリエイティブ系ではなく、本当にただの経理、総務、労務事務(=助成金完了報告)。随分こなれたな~~。

でもこの仕事、上述の彼と分担してやってるんだけど、オイラのスピード見て目を丸くしてた。彼は1週間以上前からやってるけど、まだ終わらないんだって(笑 まだまだ色々教えてあげるからね。厳しくね。

期待してるよん、これからもよろしくね♪

0 件のコメント: