肉牛の場合は子牛取引価格が先か、牛肉卸価格が先か? という事になるのだが、畜産関係者にとってなじみの深い子牛取引価格についてコメント。
近年、牛肉価格はうなぎのぼりだった。平成28年年度平均の子牛取引価格は平成24年度の約2倍となっている。
でもね、、、最近、畜産プロジェクトから遠ざかっていたのであまり見てなかったんだけど、昨年12月を境にこのトレンドがピークアウトしている。イメージが沸かないだろうから、「黒毛和種オスの子牛価格の参考値」を示す。
平成24年度平均 452,338円
平成28年度平均 864,261円
平成28年12月実績 902,353円
平成29年10月実績 778,481円
子牛価格の構成要素は下記
- 父ちゃんファクター(肉質のいい父ちゃんほど高い)
- 生後10か月までの育成コスト(人件費、飼料代、医療費)
- 登録代
畜産は一次産業の中でも単位当たりの金額の大きな事業である。それがこの変化幅で動くと従事者(経営者)はたまったものではない。もっとも、、、下限については農水からきっちりとした補助が出ますので、ロスカット機能はあると言える。
でもね、、、この値段の子牛がね5%前後の確率で取引前に死んでしまうのだよ。やっぱりこの事業って厳しいよな。
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