2015年9月14日月曜日

追加緩和って、、、

与党の有力議員が先週末、「日銀の追加緩和として10月と言うタイミングはあり」的な発言をした模様ですが、正直なんだかなぁ~という感じです。

アベノミクスの仕掛け人的な取り扱いもされておりますが、本流とは言い難い言動をされていたように(個人的には)記憶しております。よく勉強された方だと思うので、金融財政政策についてはしっかりとしたお考えをお持ちなのでしょうが、それならばなおのこと、そういう発言は控えるべきだと思うのです。

黒田総裁の売りは、① 突然、② 巨大、③ペイン狙いです。③については
市場関係者以外には分かりにくいと思いますが、「市場のコンセンサスが偏っている時に、参加者の多くが損切り覚悟の株買いや、円売りを強いられるような状況で金融緩和を実施する」という意味です。

この観点において、政府要人が緩和を催促、しかも時期まで特定して要求するようなことを言えば、①と③の効果は減退してしまいます。識者であれば黙っていてほしいという所ですが、目立つことも仕事のうちと考えると仕方がないのか?

10月の展望レポートのタイミングということであれば、早晩盛り上がりを見せるのでしょうから、「早めに言ったもん勝ち!」ということなのか?ならば早めにバズーカ(=明日)なんていう思惑がでてもおかしくないですよね。その割には本日の日経平均は冴えないですね。

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