2009年2月15日日曜日

皮肉なことに、、

今回の景気後退局面も、バブル時も、ITバブル時も、、、行き過ぎたニュースが紙面を賑わすと、ピークを過ぎていた事が多い。『設備投資競争』『海外進出競争』『新規事業競争』『買収競争』などなど、、、

今回の景気後退局面で流行っているのが、『海外(特にアジア)撤退競争』。未開拓の新市場として、アジアにフォーカスしていた企業は多数いましたが、アジアの需要減に伴い、過剰投資しすぎた分、国内回帰の動きが顕著です。

特に製造業は、日本工場での生産にシフトする動きが多いようで、その多くが2010年くらいから日本の向上が本格稼動する模様。

たしかに設備の移動には時間がかかるので、マネジメントのデシジョンは難しいですよ。でもね、、、2010年って、ひょっとしたら景気は上向き始めているのかもしれないのですよ。。。内需拡大という意味では、いい事だと思いますよ、しかしもう少し先まで、考えて行動したほうがいいんじゃねぇの、、というのが私の意見。

『大企業のお偉いさんはもっとよく考えてるよ』というご意見も多々あろうかと思いますが、よく考えてください。名だたる主要企業が、円高で大赤字を出してますよね。

全売り上げに占める海外販売率が30%程度の企業でも外貨のリスクをヘッジしていなかったのです。その時点で、先見の明はまったくなかったという判断が出来ませんか?

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