先週末のG7では個別通貨に対するコメントは特段なし。しかしG7をきっかけに、円安方向に動き出している、、、きっかけは掲題の通り、”酔っ払い(?)大臣”のおかげって本当にそれでいいのか~???
そういう意味では、中川元財務大臣は身を挺して”円高による日本経済失速”を救った、なんていう皮肉も聞こえてきますが、本質はそんなところにあるんじゃなくて、結局ポジションがたまりすぎたという事。
為替市場は随分長いこと”不美人投票(=どの国も景気が悪いが、その中で比較的ましなのはドコダ?)”をやっていたので、そのテーマに疲れたという事じゃないでしょうか?不美人投票の結果一等賞に君臨し続けたのは、日本だったわけですが、それには私も同意します。
しかし、世界中の相場観が同じになってしまい、円ロングVSユーロ、豪ドル、ポンドショート、なんかが溜まり過ぎちゃったわけですよ。世界中ショートでは、相場は下がらない、、、
そんな中、きっかけになったのが、掲題の事件であり、普段は丹念にチェックもしない極東の島国を改めてみてみると、①政権与党は国会をコントロール出きない②与党内での崩壊も始まっている③国民の支持率も低い④次期政権を担う可能性がある民主党もそれほど磐石ではない。⑤10-12月のGDPは主要先進国中最低。⑥こんな状態なのに来年度予算が組めない、、、
外人さん達は、『フビジントウヒョウのNo1はニッポンでイイノデスカ?』と、顔を赤らめながら、円ロングを投げたわけです。
とまぁ、今週為替市場で発生した不思議な現象をツラツラと書きましたが、結局のところ比較優位は日本!という考え方に変化はありません。10-12月期及び1-3月期の日本経済については、欧米対比で大幅な失速を見せる可能性があることは、従来より申し上げている通りで、予定調和。
政治がしっかりすれば、あっという間に円高トレンド回帰のような気がするのですが、、、きっかけは選挙で民主野党連合が勝利するのか?最近煩くなった小泉さんが何かしかけるのか?展開次第ですが、”さくらの咲く頃”には、同じテーマに戻っているような気がしております。
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