創業初期に採択された財団の周年行事に出席した。
この助成事業には創業初期にご採択いただき、300万円の助成金をいただいた。オイラ、兼業研究者3名、研究者(正社員)1名の小所帯だったが、研究資金の捻出にも苦しむ中でとても助けられた。
この助成金のおかげで研究検査のフォーマットが確立され、現在の研究検査サービスが立ち上がった。
それだけでも走馬灯がぐるぐる回るのが、記念講演に登壇したペプチドリーム創業者 窪田規一氏に驚いた。同氏には創業初期に、恩師のつてでご面談いただき、2時間範囲も及ぶレクチャーをいただいた。
「アレイビジネスは厳しい」「受託解析はもうからない」「製品サイクルも早く、勝ち逃げが難しい」「正直お勧めできない」「実は過去に自分も失敗した」
本当に懇切丁寧に、ビジネスモデル構築のご指導をいただき、御礼のメールにも丁寧な返信をいただいた。そのメールはプリントアウトし、オイラの書斎に飾られている。
講演後の立食パーティーで同氏にご挨拶させていただいた。当然、覚えている訳もなかったが、「アレイビジネスは難しい、と仰って、とても丁寧にビジネスモデルについてご指導いただき、なんとかベンチャーとして立ち上がり始めました。」と伝えると、とても喜んでくれた。
過去を振り返ってばかりいるのは嫌いだが、これからのロードマップを作るために振り返りは必要。脈々と続く道、モメンタムがどちらに向かっているのか、時折分からなくなることがあるからだ。
今日は、そういうことを考える1日だった。
まだまだやる。
一直線に進む。
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