2018年4月23日月曜日

融資担当者とは話が合う

本日はベンチャー財務計画の一環で、某公的金融機関と面談。

ベンチャーの資金調達には以下のものがある。

助成金ー融資ー増資

助成金については昨日もコメントした通りなので割愛。今回は融資と増資に関するコメント。

CEOという立場で銀行、投資家に責任を持つのは当たり前のことだが、万が一会社がうまくいかなかった場合の返済義務については考慮しておく必要がある。それはCEOという立場を超え、Greens個人としての制約となるからだ。

例えば、
①融資であれば、担保の有無、代表取締役保証の有無などがそれにあたる。
②増資であれば、発行株式の買い取り請求権などがそれにあたる。

②については、最近の投資契約書ではスタンダードになりつつある、という声も聴くが論外である。この条項を強要してくる投資家は、「私には与信(投資)判断能力はありません」と言っているようなものだ。こんな条項をいれて、投資をして、威張ってる、日本の投資家さんは大いに反省すべき。こういう人たちに「日本はベンチャーの育成環境が遅れている」とか言う資格はない。というか、お前さんたちが遅らせているんだからね。

と、、、、、過去に何度も書いたことをまたツラツラと失礼。金融的会話になると、どうしても主義主張が強くなってしまう。

脱線すた、、、元に戻そう。

バブル崩壊期、リーマンショック時(正式にはリーマンブラザーズ破綻に伴う信用収縮による世界経済の停滞)を思い出してほしい、優良企業でも突然の金融収縮、景気低迷に大打撃を受けたし、経営基盤の弱い企業は本業的要因ではなく、マクロ的要因で倒産したりしたよね。言いたいのは、「経営に絶対はない」ということ。

だから融資は無担保、無保証で借りたい。

銀行によってこの条件はかなり厳しい。金額を限定する、金利を上げる、資金回収の裏を取るなど、相当緻密な精査が必要。銀行員駆け出し時代、オイラも審査をやってたのでこの辺はよく理解しているつもり。だから本日は一生懸命、技術の沿革、事業モデル、支援者などについて説明した。

幸い、担当者の方が1時間かけてじっくりヒアリングしてくれて興味を持ってくれた!正直に、「私、昔、富士銀行の営業店で融資担当をしておりまして、その後も金融で、、、」と切り出すと、使用するキーワードが統一されて、議論が進む進む。

「無担保無保証枠があるのは、うちだけではありません。いくつかアテがあるので、ちょっと声をかけてみますよ!事業サイドもアップデートがあれば、また報告をください。」という事になった。マジ、助かる!!!

銀行員やってて良かったな(笑)

あっ、このコメントでは、融資、増資のバランスについてはコメントしませんでした。今後、助成金、営業性入金、融資、増資の全体のバランスを取りながら、来年度以降の設備投資計画を固めていく予定。さ~、今週も忙しいぞ~~。

0 件のコメント: