夏季集中講義第2弾の企業提携戦略が終了。
先生も言ってたけど、「企業提携」は「戦術」であって「戦略」ではない。でも講義のタイトルとして「企業提携戦術」というと、なんか締まりがないから「企業提携戦略」にして欲しいという学校側のご支持なんだとか。
BSの講義なんだから素直に書けばいいのにね。
念のためコメントすると、「戦略」とはストラテジーであり、それを具現化するための施策が「戦術」。よって、企業提携、JV、M&Aなどはストラテジーを実現するための戦術なんですよね。
もっともストラテジー自体が、「我が社は、どんな会社でもいいのでガンガンM&Aをやって、金にものを言わせてグローバルコングロマリットを目指す!」というものであれば、「戦略」という言葉を使ってもいいのかもしれない。
んっ???そう言われてみると、そういう会社もいくつかあるな~~(笑)
企業の経営戦略において、どのようなアライアンスもしくはM&Aが有効かということを、学術的、統計的にアプローチする講義でしたが、これまでにない視点でものを考えることができ、これも面白い講義だった。
異分野の受講生のアライアンス実例なんかも聞くことができて、これもまた心の目が開く情報でした。
こういう講義を受けると、「どこまでが自分の会社か?」ということを考えてしまう。
情報化社会に突入する前は、国の壁、業界の壁、企業間の壁が高かったが、近年その壁がどんどん低くなっている。企業間の壁を更に低くしているのが、このアライアンスやM&Aである。
ただしこの分野には、まだまだ情報の非対称性がある。それをクリアするのが情報収集機能であり、公開情報だけでなく、自分の五感で情報を集める能力が必要になってくる。
「そうなんです!」 あるのですよ、まだまだ。こういう自分の足で集めなければいけない情報が。そしてそれを究めた人間には、沢山の選択肢が用意される。最善の選択をするのが経営者に求められる能力であり、そんなことは誰でも知っていること。しかし前者の情報収集能力が重要な資質であることは、意外に軽視されている部分だと思う。
情報収集能力って、アンテナみたいに考えられがちだけど、個人的な捉え方は少々違う。箇条書き的に言うと、
有益な人的ネットワーク
世の中に存在する人、モノ、サービスから情報を吸い上げる五感
メディアの行間に走っている真情報を吸い上げる仮説構築能力
これらを統合する能力
最近、外を歩いたり、お店に入ったりすると、今までにないところ目線が行くようになった。こんな癖を大事にしないといけないね。
ちなみに今日気になった点、某カフェチェーンにて、、、
顧客: 「水だしコーヒーください」
店員1: 「水だしコーヒーですね。○○○円になります。」
店員2: 「今日、水出しない【よ】。」
店員2は店員1に言ったつもりなのでしょうが、お客さんに向かって、「お客様申し訳ございません。本日は水出しコーヒーを準備しておりません。代わりに、、、」とくれば、心象がいいのにね。もったいない。
0 件のコメント:
コメントを投稿