2013年1月3日木曜日

2013年の相場予想

日本を主語に考えると難しいね。。。外人にとっては、『テーマのある日本は入りやすい』ということになるのでしょうが、既に1か月半織り込んだ部分もかなりあるし、日本人的には、『どうせ変わらないだろう、、、』という思いも多々ある。

欧州マイナス成長、しかもリスクは下向き。米国は、2%前後の安定成長、でも力強さは感じられない。そんな中、中国は成長率を7%前後に落としながらも、世界経済を牽引する比較優位性を維持。マクロを俯瞰するとこんな感じかな?

日本は、どうかと言うと、やっぱり大きな一歩を踏み出せないのだと思うのです。元旦に色々書いたように、救済策は沢山出てきても、社会保障などを含む、抜本的な構造改革を7月の参院選前に打ち出してくる可能性は低い。おまけに、それまでは、この手のタブーには触らないようにするんだろうな、、、TPPも含めてね。

そうすると、マーケットは、途中から疑心暗鬼になるわけですよ、、、『8月以降、この国はどっちに向かうんだ???消費税を上げるまではやっぱり、空ぶかしを続けるのか???』と、、、

今回は、変わってほしいと願う一方、今まで何度も騙されたしな~というのが、個人的な見解というか諦め。よって、日本株については、上述のマクロシナリオであれば、現水準(1月2日CME10800円近辺)が高値圏という見方をしている。

2012年の為替は、高金利通貨が強く、円が弱い1年だったが、今年はそんなに簡単にはいかないと思う。昨年はZAR,AUDなどのコアロングをHOLDしつつ、リスクオンが同時並行で進んだ場合、ユーロ売りで回転させる戦略だったが、この戦略は12月でいったん終了。現在はニュートラルの目線で見ているが、目先は円高方向を予想。

クロス円だと、やっぱりドルが売り易いかな?AUDは割高になっているのだが、上記マクロシナリオ通りだと、中国の比較優位が残る中、意外にAUDはもう少々対USDで強くなる余地がある。目先のドル円ショートが、AUD,ZARなどを巻き込んでリスクオフ的にクロス円下落に発展した際は、個人的な(大好きな・笑)ZARロングを仕込みたいところ。ターゲットは9.50以下です。

ただしね、日本経済にとって、ペインなのは円安だと思っている。中期的に、相場はペインな方向に突き進むとみており、当面要注意。よって、2度目のクロス円上昇時の戻り売りは禁物。

円金利は、今年こそ上昇でしょう。根拠???無いですよ(笑) VOLが上がってほしいだけです。前述の2度目のクロス円の上昇に発展した時、『ミニ日本売りシナリオ』に突入する可能性があり。ただし、行っても10年2%がせいぜいでしょうけど、、、

金融市場関係者にとっては当たり前のことでしょうが、、、基本的に、①金余りで、②金融機関のB/Sが健全な国の債券は売られるとしても、何度もクッションを経ながら落下していくので、突然パニックモードになることはない。偉い人たちもその前に手を打ってくるでしょ。

という事で、またまた、どんぶりなコメントでしたが、まだ脳味噌から酒が抜けてないので、徐々にコメントしていきますね。というか、、正月は結構書いたな~、次書くのは来月くらいかな???

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