新型コロナウィルスに関するコメントから随分離れていた。「独り言」がどこかのお偉いさん(学者&エコノミスト)にならないために、過去のコメントを振り返ってみる。
以下は2020年5月24日のコメント抜粋。
(抜粋)
1、人種間での感染率に大きな差はない。
2、人種間で感染後の発症率(有症率)には差がある。
3、人種間で発症後の重症化率には差がある。
(中略)
発症率、重症化率には(2月28日の独り言で書いた)『うまれつき自然免疫の弱い方』等の要因が大きく関係していると思う。それは症状末期に発生するサイトカインストームに似た症状からも推察できる。ようは『このスイッチをオンにしてしまうウィルス側の仕組み』『このスイッチがオンになりやすい人種の仕組み』を解明することが、今後の創薬、診断、治療、予防に大きな影響を与えるのではないかと考える。
(抜粋ここまで)
流行初期に立てた仮説がだいたいあたっている。結局は、「感染した個体によって症状は異なる」ということ。そしてそれは「感染する前からある程度決まっている」ということ。
1年ほど前、オイラは自分の血液に含まれる自己抗体を、ベンチャーの技術を活用して網羅的(*1)に解析した。その結果として、上記の「ある程度決まっている」部分について、心配な要素がないことを確認した(副産物としてがん関連抗体が少々含まれているのが判明しているのだが、特異度がそれほど高い抗体ではないので現状は放置している)。
*1 臓器特異的に発生する1.6万種類の自己抗体のうち1.4万種類を解析。
そのため、ワクチン接種については第2回を最後に実施していない。今後は、ワクチンの効果が向上し、年1回接種程度になるのであれば接種するかもしれないが、それはまだまだ先のことだろうな~~。
なお、最近メディアが「第8波」とか言い始めているが、個人的にはこのピークは低いと思っている。確かに変異株は出ているようだが、今回のリバウンドは行動制限の緩和、入国制限撤廃による人為的な要素が大きいと考えるからだ。
すでに東京の4人に1人が感染し、5人に4人は2回以上ワクチン接種をしている。シリアル感染者も増えてはいるが、集団免疫はかなりの水準まで来ているはずだ。
後遺症の研究も様々なものが報告されているが、その中でも「自己抗体との関連が指摘される神経疾患(筋痛性脳脊髄炎や慢性疲労症候群など)」のような症状が多く報告されている。
これらが感染前の自己抗体の状態と関係あるのか、感染後二次的にできた自己抗体が原因なのかはまだ不明で、今後かなりのN数で研究する必要がある。相当な資金がかかるが、時間と資金とマンパワーが許すのであればベンチャーの解析系を使用して取り組んでみたいテーマだ。
さてと、、、まだまだ書きたいんだけど、言いっぱなしにしたくなかったので、引っかかっていた部分を書きなぐってみた。今日はそろそろ寝るよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿