ベンチャーはこの9か月間で3つの外部支援者(投資家)を迎えた。
資本業務提携した協力企業⇒出身母体の公的研究機関⇒上場投資機関
同時に2つの国の助成事業採択される幸運に恵まれ、成長に向けたモメンタムが加速している。
いままでは資金繰りと睨めっこしながら、チーム全員で手漕ぎボート(=ヤマト)を進めてきた。時には手を止めてしまう仲間がいる中、たまには自分以外の全員が手を止めてしまう中、泣く暇もなく、寝る暇もなく、オールを漕いでいた。
資金調達で少しだけ時間と気持ちに余裕ができたので、この1か月間、理念と戦略を再構築しそれをチームで共有した。
「オイラ達は世界の自己抗体研究をリードする集団になる」
そのためにやらなければいけないことを可視化し、また全力で進み始めた。手漕ぎボートに小さなエンジンが搭載され、小さなヤマトはワープ体制に入った。
ある者は双眼鏡でイスカンダルを見定め、ある者は敵艦の動きに目を光らせ、ある者は釣り糸を垂らして(?)食料を調達し、ある者はワープを加速させる動力を開発し、ある者は波動砲の整備にあたる。
全員仲良くやっている訳ではない。しかしミッションを共有した仲間は、時には激論を交わし、時には口を開くこともなく、成果が見えると讃えあう集団になってきた。
昨年12月にローンチした製品の売り上げは徐々に増加しているが、当初期待していた立ち上がりは見せていない。もっとエビぞり式に売り上げが立ち上がるはずだった。小さな資本でやっているので大々的な宣伝は打てない。だから広告宣伝活動としてWEBセミナーを開始し、全国の難病指定医向けに地道な営業を継続している。
今日初めて大口のオーダーが入った。もう嬉しくて、嬉しくて。最初のオーダーを獲得した時と同じくらい気持ちが高揚している。担当者達も自分の製品が世間に認められたことが嬉しかったようで、誇らしげな表情で仕事をしている。
オイラは創業前から同じノート(WORD)に、会議記録、メールの下書き、受診した重要メール、アイデア、嬉しかったこと、悔しかったこと、すべてを記録している。今日5分だけ1年前のノートを読んだ。
オイラ達は確実に前進している。そしてこれから更に加速する。
まだまだやる。
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