日、当方が不在中に、亡き母の生徒と名乗る男性(20代後半)が自宅を訪ねてきた。7年前の葬儀に参列できなかったので、お墓参りに行きたいので墓地を教えて欲しいとのこと。
突然面識のない方からの訪問だったので、妻は連絡先を聞くにとどめ、帰宅後当方が対応することにした。
お電話をすると、間違いなく母の生徒で、4人兄妹全員が母のレッスン(ピアノ)を受けていた。お電話にはそのお母様も出てきて、こう言った。
「〇〇先生には、本当に感謝しているのです。息子は内向的で、あまり人前で喋れない子供でした。でも〇〇先生のやさしく、根気強い指導のおかげで、楽譜も読めない子がベートーベンの✖✖✖まで弾けるようになりました。それが自信になって、性格も前向きになり、いまでは普通に仕事をしています。だから私たち親子は、〇〇先生には、本当に御恩を感じているのです。」
母が亡くなって7年も経ったのに、いまだにこうして母のことを思い出してくれる人がいることに、なんだか嬉しくなった。そして少し時間がたつにつれ、母が天国から語り掛けているような気がしてきた。
「Greens。あなたが現世でやっている行動は、あなたがいなくなった後も、こうやって人から思い出してもらったり、感謝してもらえるものですか。後悔のない人生を送りなさい。」
本当に偶然らしいが、息子さんが手土産に置いていったお菓子は母の出身地産(静岡県富士市)のものだった。
オイラ、頑張ります。
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