ベンチャー設立から3年以上が経過した。この間、沢山の私財を投入してきた。お金、物資提供のみならず、銀行融資の個人保証もしている。
これに加え、プレーヤーとしての収益機会も放棄してきた。すなわち、高給で働ける就業機会がいくらでもあったのにそれを放棄している。
すべてはベンチャー成長のためだ。
でも、本当はこういう約束ではなかった。
本来、オイラはCFOとして参画するはずだった。しかしベンチャー設立準備期に、知財侵害を受け、その対抗策として「計画より1年前倒しで法人化」することになった。その際、「他に人材がいないから」という理由で、オイラが暫定CEOに着任。だから「CEOを探し続ける」ということをチームメンバーに約束してもらった。
しかしCEO人材は見つからず、いつの間にかそんな約束も忘れられ、CEOとして全責任を被り、「私財投入するのが当たり前」と思われている節すらある。
やはり最悪回避戦略(=会社整理)を選ぶタイミングなのかもしれない。
金融機関、コンサルタントなど専門家の意見を聞きながら、いくつかのパターンを検討している。専門家曰く、「どのパターンを選択するにせよ、手続きが簡便な状態にしなければいけない。」
すなわち、「畳みやすい状態にしておきなさい」ということだ。
オイラは、「長い暫定CEOの最後の仕事」は「社員だけは守ること」と考えている。
なんだか「終活」みたいだけど、これも一つの経験だ。
証券時代から独り言をお読みいただいている皆様へ
たぶん心配していないと思いますが、オイラ、この程度の苦労は全然平気です。すべてが片付いたら、この貴重な経験をまとめて本にしようと考えているくらい(笑
だから色々なことが落ち着いたら、また遊んでねん♪