誰かが言った、「ベンチャーとは水の上に家を建てるようなもんだ。」
水には基礎を打ち込めない上、そもそも打ち込む杭もない。水面に小さな葉っぱや、小枝を積んでは流され、積んでは流されを繰り返す。それでも目に見えない速さで、どんどん積んでいくと水面にごみの浮島ができる。そこに徐々に大きめの枝を挟んでいくと、気付けばイカダになった。そこに太めの木をのせて、、、
ありゃ?気づいたら船になってるぞ。
船にマストを建てた。それを登っていくとアホウドリに遭遇した。そいつの足につかまって空を飛んだ=ユニコーン!!
家を建てる話が知らぬ間に、ユニコーンになった。
このストーリーオイラが考えたんだけど、ベンチャー始めたころからずっと同じことを考えている。何もなかった、本当に何もなかった、でも今はあるんだよ、大企業に比べたら鼻くそみたいなもんだけど、11名の従業員に飯を食わせるだけの仕事があるんだよ。これってもうイカダだよな。
決めたことなんだ、ただやるだけなんだ。イカダまで来たんだ。次は船になるんだ。そしてマストを建てるんだ。勇気を出してアホウドリを掴むんだ。やる絶対にやる。止まってなるものか。
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