GW前くらいから、欧州当局関係者の一部に、欧州金融機関への資本注入に関するコメントが多くなってきた。それもそのはず、、、①6月末には、新自己資本比率規制達成が求められている、②そもそもソブリン格下げに伴う、金融機関格下げの可能性が高い、③6日のフランス大統領選(決選投投票)、ギリシャ総選挙などで、今後欧州の体制が大きく変化する可能性がある。特にギリシャが大衆迎合に走ってしまった場合、他の南欧諸国も易きに流れる可能性はある。
そもそも、この手の市場危機に対する処方箋として、過去の教訓から言えることは、第1弾: 流動性の確保、 第2弾: 資本の充実、 第3弾: 法整備などのサポートをしたうえで、時間をかけた本来的解決。 こんなパスを通すことが多い。現在、欧州で起こっている問題は、ようやく第1弾⇒第2弾にシフトしている段階。
そんな中で、上記の問題がくすぶり始めており、そろそろ第2弾発動!の準備が必要になってくるわけです。その際、市場はどう反応するのか?90年代後半の日本の例を勘案すれば、主要行への資本注入は、短期市場のクレジットプレミアム縮小、金融株上昇&N225上昇、JGBについてもジリ高。こんなプライスアクションを起こした。
今回のケースでは、昨年末の主要中銀によるドル資金供給協調で、短期市場のクレジットプレミアムは縮小しており、普通に考えれば、金融株高、国債ジリ高というパスを通るのが妥当な線か?
タイミングについては、6日の選挙後の欧州世論などを見極めたいところだが、比較的近いタイミングで、金融システム不安↓ → 資本注入 ↑ = 再び時間稼ぎ相場に突入。 こんな道を辿るのでは???
GW中というのに、ぎっくり腰を患ってしまい、ぼ~っとしたまま、コメントしております。散文気味で、申し訳ありません。
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