今年度は債券業務担当者としてはつらいスタートだな~。去年に比べるとJGB10年で30bpくらい金利も低いし、その一方で増発は控えてるし、リスク資産は過剰流動性のせいなのか、異様に強いし、、、おまけに消費税論議も右往左往。
しかし、根底にある大切なことさえ忘れなければ大丈夫。それは、『官製相場』かつ『金融相場』であるということ。どちらも日本人にとっては大得意の相場!!!だって、この15年間さんざん勉強してきたでしょ(笑)
『官製相場』の特徴は、危機発生→公的サポート→サポートボケでリスクオン&債券VOL低→ショック再発→株安&債券横ばい(多少VOLは上昇)→新しい公的サポート。
債券だけやってる人は、基本的にロングで、ガンマショート→ガンマニュートラル→ガンマショートで味付けを継続していれば吉!!!
昨年11月以降の主要中央銀行のドル資金供給協調&LTROによる過剰流動性投入は、典型的な『官製相場』&『緩和ボケ』じゃなかった、、『金融相場』であり、展開としては非常にEasy! 各メディアも、『いよいよ株高&円安』と大騒ぎしていましたが、今回は気づくのが結構早かった!!最近の論調は、『当面の株式市場は、材料にらみで上がりにくいかもしれないが、押し目買い期待が強く、当面は下がりづらい展開。』と、、、非常にまっとうな見方をされる方が多い(笑)
よく考えて頂戴よ。 LTRO以降、リスク資産は上昇、クソボンド、、もとい、低格付け欧州国債などはスプレッドをタイトニングさせる形となったが、肝心の欧州域内の貸し出しは伸びていない。これって、1990年代後半のゼロ金利突入以降の日本と瓜二つ。
おまけに、銀行のB/S調整は始まったばかりです。こんなんで簡単に、バラ色のシナリオに突入していく訳がないのであ~る。当時と大きく違うのは、①新興国需要というサポートがあること、②米国の風邪が回復過程にある、という事。大きいのは①の要因かな?ただし、欧州の風邪はウィルス性であり、まだ悪化途上であることを忘れてはいけない。
いよいよスタートする選挙イヤー。政治からも目が離せないし、選挙結果がマーケットにとってポシティブ働くことはあまりなさそうだから。。。
よって、円金利については基本的に当面強気のスタンスを維持しております。さっきベリタスを読んだら、意外に弱気の方が多いのね。この人たち、いったい何年相場を見ているんだろう?
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