2012年3月12日月曜日

相場

金融相場&官製相場のおかげで、リスクオンが継続。為替もクロス円上昇が続いており、正直そろそろやりすぎじゃね???という見方をしている。

金融システム不安時の日本でも同じような展開は数回あったが、今回の欧州危機はどうなんだろう???今回、微妙な均衡を継続している大きな要因は、【今年は選挙イヤー】というところにあったように思う。今のところ、【政治の失敗】を演出しないことに腐心しているため、【金融相場&官製相場】がワークしている。

ただね、、、4~5月に実施されるフランス大統領選挙から風向きが変わる可能性があり注意が必要。これまで緊密だった、ドイツ&フランスが崩壊し、ここまでのアコードが水泡に帰す可能性があると思うんですよね。。。

世界中で、金融機関をバッシングすると、支持率が上がる状況。当方としては首の涼しい今日この頃だが、金融機関の次のイベントは6月末の欧州金融機関の新自己資本比率だろう。LTROがもたらした過剰流動性が、順イールドをつぶし、リスク資産価格を持ち上げたが、これで業績が上がっても、自己資本比率が急上昇することはない。。。

普通に考えれば、自国ソブリンはロングしても、リスクウェイトの高いアセットは削減方向ですよね。その際にリスク資産価格はこのままでいいんだっけ??クロス円が上がってしまったので、国内金融機関にとって、バーゲンハントのチャンスとは言い難くなってしまったが、為替の5-10%の上昇より、ローンアセットのディスカウントの方が大きいでしょうから、引き続きこのチャンスを有効に生かすべきと考えている。

0 件のコメント: